劇場公開日 2012年11月3日

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「どうしようもないくらい 君を想う」北のカナリアたち ripc02さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0どうしようもないくらい 君を想う

2012年12月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

たくさんの人がこの映画を見て感じている「不倫」に対する憎悪
世間一般の倫理の前に、必ずしも否定されてしまう
なぜだろう?

人が人を想う気持ちに変わりはないと僕は思う

だから先生は定年までも独りだし、これからもずっと独りで生きて
行くのだと思う
自分の犯した罪の罰を背負い、この人はずっと生きてきたのだ
叶わぬ想いを胸に秘めて生きている人はこの世界にはいっぱい居て
そんな想いのほうが尊くさえ思えてしまう自分はやはり捻くれて
いるのだろうか。

一時の感情や欲望に流されるだけの色恋話なら、僕も否定すると思う
でもここで描かれた先生の「それ」は違うと。
どうしようもないくらい人を好きになり、いとおしいと思うことは
誰にでも起こりえるのだ

さすがに20年前の先生は小百合さんで無くてよかったのではないか
とか
最後に「独りじゃない」って言っている5人の同級生。
だったら20年ほっとかずに、もっと大切に思い合い生活しろよ
とツッコミどころ満載でしたが、久々に泣きましたよ。号泣です。
これからは先生も含めてみんなで助け合い、生きていってほしい。

ふるさとがあり、仲間が居る6人がとても羨ましく思えたラストでした。

ripc02