劇場公開日 2012年9月1日

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「べッソン節」コロンビアーナ Blueさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5べッソン節

2011年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

プレビューから大よそ想像がついていましたが… リュック・べッソン節 炸裂!の本作品。 要は イタリアンマフィアからコロンビアンマフィアへ 変更。 活躍するのは 小さなナタリーではなく 大人のゾーイ。 キーワードは「復讐」、「殺し屋」、「女の子」。。 マフィア紹介の映画に感じて、ちょっと煙たいです。。。

両親を目の前で殺害され、マフィアに追われる身となる カトレア(英語発音では カタリーア)。 コロンビアからアメリカへ亡命ののち、彼女は両親の仇をとるため 復讐をはじめる。。。というストーリー。 ……似てますね、『レ〇ン』に。

冒頭のカタリーアは まだほんの10歳。 子役ちゃん(アマンドラ・ステンバーグ)からのスタートなのですが、彼女が なかなかいいです。 そのまま(10歳のままで)報復もいいかも?と思いますが、それこそ 『レ〇ン』の写しになっちゃいますからね、ゾーイを採用。

大人のカタリーアを演じた ゾーイ・サルダナ。 相変わらず 細いです。 その身軽さが 殺し屋として短時間の“仕事”を スマートにこなします。 が、細すぎやしないですか? 後半の武器や車などなど、「ホントにゾーイで大丈夫?」と 変な心配をしちゃいました。 もう少~しだけ 肉付きがよくなれば ほうれい線も消えてセクシーさもアピールできたかも。

カタリーアを可愛がる叔父さん・エミリオ役に クリフ・カーティス。 その強面の外観から 悪役が多いようですが、今回はそれにプラスの “家族思いのマフィア”を好演。 大きな手と 独特のなまり(喋り方)が印象的。 南米系の顔立ちですが、実は ニュージーランド出身の俳優さん。 マオリ族(ポリネシアン)なのだそうです。

リュック・べッソンコレクションの一本として観るなら 楽しめるかなと思う作品。 でも“新鮮さ”を求めると シラけちゃう危険性あり。 この間観た シアーシャの女子アクション映画と比べると、リズム感と感情表現で劣っているのと 後半の流れが投げやりな感じが否めず。。 「もっと頑張ってほしい」という気持ちも込めて 2.5評価。

Blue