劇場公開日 2012年9月7日

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「派手なアクションが見どころです。」デンジャラス・ラン 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5派手なアクションが見どころです。

2012年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

36カ国の指名手配犯トビン・フロスト=デンゼル・ワシントン。“悪役”のデンゼル・ワシントンが見られます。

舞台は南アフリカのケープタウン。南アフリカと言う事で思い出すのが『インビクタス/負けざる者たち』や『第9地区』。『インビクタス/負けざる者たち』『第9地区』はヨハネスブルグが舞台ですが、こちらの『デンジャラス・ラン』の方は、ケープタウンが舞台。違いはありますが、共通している部分もあります。それは、貧困地区。この作品でも貧困地区は描かれていて、さながら『第9地区』。実際の黒人居住区に隣接してセットを作って撮影したそうです。

それにしてもねぇ。悪のデンゼル・ワシントン、中々凄いです。演技もそうですが、その仕草や、表情。特に、終盤見せる、ポスターにもなっている見返りながらの表情は、ゾッとする様な凶悪な表情です。そう言うのが見せられるのが、一流の証拠なんでしょうね。この作品、当然いろんな俳優・女優が出ていますが、デンゼル・ワシントンにすべてが集約されるんでしょうね。それほどデンゼルが良いです。それと、先に記したデンゼル・ワシントンの枕詞の『悪役』を“ ”で囲ったのには、理由が有るんですが、それは、人によって取り方が違うかもしれないかな。私は敢えて“ ”で『悪役』を囲う意味があると思いました。

内容的には、カーチェイス、銃撃戦、肉弾戦と、アクション満載。激しい&リアル。見応えがあります。もしかしたら、撮影の自由度で南アフリカが舞台になったんでしょうかね?

デンゼルが良いですが、冷静にストーリーを考えてみると、結構有りがちなストーリー。それを補って余りあるのが、デンゼルの演技と、派手なアクション何でしょうね。

勝手な評論家