劇場公開日 2012年6月15日

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「色々やっているけど酷い薄味…。」スノーホワイト sigeさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0色々やっているけど酷い薄味…。

2012年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

端的にいうなら
「CASSHERN」から
紀里谷監督の情熱を抜いてしまったような映画。

作り手の
"こういう映画を撮りたい"と
いう明確なビジョンがないと
こうも酷いものなのか…。

以下、個人的にパクられたと感じた作品。
「ロード・オブ・ザ・リング」
「インセプション」
「ロビン・フッド」(リドリー・スコット版)
「パンズ・ラビリンス」
「ヘルボーイ ゴールデンアーミー」
「ネバーエンディングストーリー」
「ザ・セル」(ライバルのターセム作品もパクってしまう節操の無さ!)
そして、「もののけ姫」

イメージも乏しければ、
セリフも陳腐。
「貴女の美しさは今日限り。
 少女が貴女より美しくなったら魔力は弱まる」
…は?
今日と明日で何か劇的に変わるんですか?
(百歩譲って成人を迎えたらとかならまだ許せる)

格闘の最中、
急にとって付けたかのように
過去の因縁話を持ち出してきたり
(しかも大した伏線にもならず…)、
何の前ふりも無く
「魔力は弱まった」とか…。
更にスノーホワイトの魅力(能力?)を
台詞で説明してしまうという暴挙に…。

戦う白雪姫をウリにしているから
我慢我慢でやってきたクライマックスの合戦シーン。
しかし、
姫の余りにも無策っぷりに
全く燃えない…。
あれでは、付いてきた平民がかわいそう…。
姫、精神論では勝てません。

唯一、頑張っていたシャーリーズ・セロンも
意味のないシーンが繰り返し挿入され、
段々食腸気味に…。
挙句の果てに
やはり意味もなく
炎の中から凄んで見ても…
あんたバカかと言いたくなるよ。

長い上映時間が終わり、
やっとエンドロールかと思ったら
今までの世界観をブチ壊す
打込みサウンドの主題歌が流れ出し、
ゲッソリ…。
こんな出来でも
アメリカの興行収入1位を取れるんだから
よっぽど出来の良い予告篇だったんだなぁと
ある意味、感心しました。
しかも続編制作決定というおまけ付。
ぜひ、次回は
全ての元凶である
魔法の鏡を主人公にして欲しい。

あまり付けたくはないが、
これは堂々の評価1点でしょ。

最後にどうでも良いことだが
2nd2ndAD(もう一つ、2nd2nd〜というのがあった)
というスタッフを初めて見た。
どんだけ二番煎じなんだか…。

sige
えびかに伯爵さんのコメント
2012年6月16日

素晴らしいです(^-^)♪

完全同意です(・ω・)ノ

結局何を伝えたかったか~ヽ('ー`)ノ~?

制作陣の意図が全く分かりませんでした!

えびかに伯爵