劇場公開日 2023年11月17日

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「【"007 " meets "サム・メンデス"  素晴らしきケミストリーを起こした”ダニエル・ボンド”シリーズの傑作の一つ 】」007 スカイフォール NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0【"007 " meets "サム・メンデス"  素晴らしきケミストリーを起こした”ダニエル・ボンド”シリーズの傑作の一つ 】

2020年2月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

 ”ダニエル・ボンド”シリーズはどの作品も粒ぞろいなのは、万民が知る所だが、私が今作を愛でる理由は幾つかある。

 1.傑作「カジノ・ロワイヤル」と「慰めの報酬」が連動しているのに対し、今作は単作でありながら、スケール感の大きさ、ストーリー展開の秀逸さ、今まで描かれることが少なかった”MI-6”内の人間関係も絡ませている点。

 2.シルヴァを演じたハビエル・バルデムの圧倒的な存在感と酷薄に見える姿。そして、哀しき報復の理由。(一部、上記1.と被る。)

 3."M"(ジュディ・デンチ)と上司ギャレス・マロリー(レイフ・ファインズ)との緊迫感溢れる関係性の描き方。(と、その後の”M”の姿)

 4.今までにない位、追い詰められていく”MI-6”と、その理由。(一部、上記2.と被る。)

 5.ボンドシリーズは美しき女優たちの活躍も見所なのは周知の事実だが、今作でも、哀切なセヴリン(ベレニス・マーレイ:かの美しきフランス女優に何してくれるんだ、シルヴァ!)の姿がシルヴァの酷薄さを際立たせている所及び、イヴ(ナオミ・ハリス)の成長していく姿。

 6.”Q"(ベン・ウィショー)を若き、魅力あるキャラクターとして、完全復活させた点。

 7.スカイフォールの守り主、キンケイド(アルバート・フィニー)の懐かしき姿と、その後スカイフォールで繰り広げられる大迫力かつ緊迫感溢れる戦闘シーンの豪快さ。(そして、少し明かされる007の過去)

 8.最後に、上記を全て受け止め、演じ切ったダニエル・クレイグの姿。
 そして、今作を造り上げたサム・メンデス監督の剛腕。

                        以上である。

<2012年12月1日 劇場にて鑑賞>

<その後、数度自宅にて鑑賞>

NOBU
pipiさんのコメント
2022年1月31日

心の籠もった応援メッセージ、本当にありがとうございます!
遅くなってからの子供達なので、まだまだNOBUさんのお子様達より歳下だし、彼らを無事に独り立ちさせるまでは負けられません^ ^

NOBUさんも前方真ん中派ですか!私もです〜。
ただ、昨年たまたま最後列で観る機会があった時、なんと「字幕が見づらい!」というショックが(笑)
同世代が次々に「見えない」と言い出す中、私だけは10年近く視力維持してきたのですけれどねぇ。
ついに来たかー!って感じですw

今後は邦画以外、後方の席はダメかもです〜。

pipi