劇場公開日 2006年12月23日

「園子温の実験的映画か?」気球クラブ、その後 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0園子温の実験的映画か?

2019年7月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 安っぽいホームビデオで撮ったような映像。最初からぼんぼん名前が飛び出してきて、誰が誰と関係あるのかわからなくなるほど。なんとなくわかるのは、みどりがヤリマンぽいキャラだということくらい。

 青春群像劇という言葉で一括りにしては説明のつかないドラマ。主人公は一応深水なんだろうけど、彼から見た5年前に実質的に解散してしまった気球クラブとそのリーダーである長谷川と永作の不思議な恋愛関係といったストーリー。もちろん、彼と川村の関係も微妙。5年前に入部したときから恋人だったと思わせるが、「土曜日はタカシ」などという台詞から誰とでもセフレになってると想像できる。また、5年前に深水が入部したとき、酔った勢いもあったのだろうか、永作と何度かキスする関係になっていたが、リーダーという恋人(?)のために身を引いた(?)というストーリーもよくわからないまま・・・

 そのリーダー村上が死んだということも携帯によって20人近いクラブメンバーに連絡が伝わっていくし、現代的な浅い関係をも表現している。誰にでも同窓会に参加して懐かしく感じる青春時代を、リーダーの死によって関係を無にするところが理解できないのだ。追悼の飲み会で一斉にメンバーの携帯番号とメアドを削除するところが印象的ではあるのだが・・・

 時間軸は現在と5年前の気球を打ち上げるシーンを混ぜていて、正式に解散宣言してからはみどりから聞いたことを映像化していく。これがあまり効果がない。

 園子温は注目されるべき監督だけど、ときどき面白くない作品がある。まぁ、大監督と呼ばれるような人物はどこかで実験的作品を作ったりする経緯があるはずだし、この作品も彼の迷いを感じるものなのかもしれない。

kossy
マサシさんのコメント
2023年7月5日

この監督って有名なんですか?初期の代表作を教えていただければ幸いです。unextを24本開けただけでは知っている映画はありませんでした。今は読める様になりましたが、漢字を読むこともままならない方でした。
レビュー共感いたします。

マサシ