劇場公開日 2007年3月3日

秒速5センチメートルのレビュー・感想・評価

全150件中、21~40件目を表示

2.0自己満足の世界

2022年12月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

新海ワールド全開の作品。
アオハル全開の作品。
感動の押し付けも最高潮。
あくまでも新海誠が自己満足する為だけに作られた感が満載の作品です。

勝手な考えですが、この作品を純粋に楽しめるのは、せいぜい中高生までですね。言いたい事も分かるし、やりたい事も分かるけど、正直鬱陶しい。端的に言うとウザいし、しつこい。

感動できる材料を揃えすぎ。例えるなら豪華すぎる食べ物をテーブルいっぱいに並べられてる感覚。そのテーブルを見ただけでお腹いっぱいになる感じ。

もっとサラッと描いてくれたら評価できたと思います。

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FUNAO

5.0これぞ新海誠監督の真骨頂

2022年12月4日
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鑑賞方法:映画館

桜の花びらが落ちるスピード、それが本作のタイトルです。レンタルショップで初めて見つけた時、「変わった名前やなぁ~」と、おもむろに手に取って借りた記憶があります。ただそれだけの理由で観た本作・・・

本気で震えました。

物語は幼馴染の貴樹と明里を中心とした、青春の恋物語。それを3話に分けて描いています。幼馴染から初恋に目覚める1話、貴樹に片思いする女の子が主人公の2話、そして2人の結末を描く3話・・・。端的にいえばこんな感じです。青春の恋愛モンです。

見どころは、“距離”の表現。

それは物理的な距離であったり、心の距離であったりします。わくわく感や心細さ、決意など、多くの心理的な描写を、新海監督の特徴でもある“美しい絵”で見事なまでにぴったりな表現で描かれているんです。震える糸の一本まで感じ見えるかのような繊細さ、どうやったらそんな心を持てるんでしょう。それだけでも凄いと感じてしまうんですが、

クライマックスで山崎まさよしの「One more time, One more chance」が流れた時、体中からゾクゾクしました。

その曲は、この映画の為にあったんやないか?1話、2話と来て、全てを悟った時に流れるこの曲、走馬灯のように流れるクライマックスに完全にリンクしていました。この映画の言いたいこと全てが詰まっているようでした。

そして本編が終わった後、こう思いました、

新海誠監督は天才か!?

こんな映画、他の誰も描くことはできない。飛び抜けた絵の美しさに加え、音楽も、曲も、その使いどころも、全てが素晴らしく、そうなって出来たキャラクターの思いが自分の心に飛び込んできそうな感じがする。ここまで繊細に心を表現するアニメーターなんです。

これを観て、自分は新海監督のファンになりました。もう大好きな映画です。

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asukari-y

2.0無菌のロマンポルノ。

2022年11月27日
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昭和な腐れ縁から性欲臭と都市腐臭を消した無菌のロマンポルノ。
神代ならどう撮ったろう。
エヴァからメカ戦闘を抜いて美少年少女らのポエムなボソボソ一人台詞だけ残して、だから何?
脚本の為の脚本、物語の為の物語。
で、結果ツマラン。

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きねまっきい

3.5舞い落ちる桜の花びら

2022年11月23日
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鑑賞方法:VOD

二つの作品を合わせてみると
[君の名は]に繋がっていくのかな
と思いながら観ていた
都会、電車、携帯、雪、雨等
共通するところがある
打ち上がった塊が空高く
伸びて空を二分するかの様な
描写は隕石が降って来るかの様に感じた

極めつけはラスト
踏切の二人が交差して振り返ろうと
…振り向こうととした瞬間
ここから
君の名は始まっていた

余談…下地となる物語が出来ていた
気がします
絵のリアルさも含めて

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しろくろぱんだ

4.5よくある話

2022年11月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「すずめの戸締り」を観たので幾度目かの観賞。
小学校での初恋、別離、成長。よくある話である。決してドラマチックではない。

ただ、新海誠監督はそういった「よくある話」を今作では徹底的に美しく、儚く描く。
小学校の廊下に反射する鈍色の光。蛇口から垂れる水滴。桜並木。当たり前の日常を、どれだけ美しく切り出すことか!新海監督の真骨頂はこういった描写と、人物に多くを語らせない演出力であると言えるだろう。だから「君の名は。」では本当にラストはハラハラしながら観てました。

タイトルでもある「秒速5センチメートル」は「桜の花びらの落ちるスピード」だと明里は言う。
この作品の本質は「速度」である。
貴樹と明里それぞれの生きる速度。積雪で動かない電車。カブの時速。種子島から打ち上がるロケット。全てが相対的であり、決して遡ることはない。一度通り過ぎたなら、交わることなく引き離されていく。新海監督の哲学がこの作品には詰め込まれている。(「ほしのこえ」でも、地球と外宇宙との速度の乖離を描いていた。「インターステラー」でもモロに。)

前述したが言うなればなんてことのない失恋話である。ただ、紐解いてみるとそんな出来事も、案外に美しい日々だったなと、思いを馳せることのできる稀有な作品であるとも言える。

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k a

3.5切ない物語

2022年11月14日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

知的

3つのストーリーとも切ないが、
若い頃はそういうのあるよなぁと思いながら観た。

最後は、前を向いて歩き出す!

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ほんのり

3.5近年の新海誠ヒット作の原点を感じる

2022年11月13日
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この世界で自分を本当の意味で理解できる人なんていないんじゃないか。まるでひとりぼっちのような感覚を抱く中で、似た感覚を共有できた少女に出会い、まるで自分の一部のように思う。
そんな初恋を起点に、小中学生時代、高校時代、成人してからの物語と3話をオムニバス形式で展開する。各話の語り手も明里、第三者の花苗、主人公の遠野と、一つの物語を複数の視点から追っていく。

新海誠たるものが形成された作品と感じられる本作は、ファンならば近年ヒットした3作の原点をなぞることができて楽しい。代名詞ともいえる文学的なモノローグ、MVのような映像と音楽の使い方、幻想的な心象風景や青春の描き方など、そのどれもに積み重ねがあったからこそ、近年の作品に辿り着き、昇華したのだと感じられる。

特に印象的なのは3話でようやく出現するタイトルバック。それ以前の物語は、ここへ向かうための序章だったのだと。すずめの戸締まりを鑑賞済みの方は、ここである種の感動を得られると思う。
忘れられない初恋への未練はなんだったのか。遠野自身が気づくことで彼を一歩前へ踏み出させる。大変にセンチメンタルな青春映画でした。

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ゆちこ

4.5切ないという言葉がこれ以上合う映画は無いかも

2022年11月12日
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新海誠作品の中では、ダントツに好き

三部に分かれて、主人公の心の移り変わりが描かれている

桜、雪、宇宙、星、海

淡い初恋が、隔たれた距離で想いを深くしたり
後悔で蝕まれたり
何度見ても、心臓がぎゅっとなる

あの時こうしていれば
あの時こう言っていれば

幼いからこそ、若いからこそ
紡げなかった時間が心を蝕む感覚
経験していなくても、その心情は
手に取るように理解出来て、苦しくなる

「時間ははっきりとした悪意を持って………」
なんて台詞、どうやったら思い付くんだろう

映像の美しさや、微細な動きは
新海誠氏の真骨頂と言える

光の入り方、教室の机や椅子、電光掲示板
電気のちらちら動く感じ
全てが美しい
電車の連結部分の動きなんて、もう鳥肌が立つ

心情を察しろではなく、モノローグで語り尽くす感じも
この作品だからこそ、いいと思える

時速5キロ
秒速5センチ
リンクする気持ち
あぁ、切ない………………………

ラストシーン、山崎まさよしの曲にリンクさせて
カットで流れるシーンは何度見ても
見入ってしまう

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fool

4.5こういう作品をたくさん観たい

2022年11月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

知的

新海誠作品の中では映像、脚本、音楽、クオリティのバランスが1番良いと感じる映画です。
男なら誰でもわかる主人公の思春期の考え方、やるせなさがとてもリアルに描かれていて共感が高い。
また、セリフには無いがどうしようもない状況での悔しさ、切なさ、怒りなどが痛いほどわかるのも面白さの一つです。
短編映画で三部作になっていますが、基本主人公の成長と時間の流れを描いた作品で、一部は小学生〜中学生、二部では高校生〜、そして三部では社会人となった主人公の話になっています。
二部では目線が主人公ではなく、もう一人の登場人物になっている為見方が変わり面白いです。
全てを映像やセリフにしていなく、視聴者側に色々考えさせる新海誠作品の良さと物足りなさがとても心地よい。
この作品はもう5回は観ていますが、いまだに観たくなり、その都度何とかハッピーエンドに持っていきたいと自分では考えてしまいます。
あまり書くとネタバレになってしまいますので内容は書きませんが、この作品の終わり方はこれで良かったのかなと自分には言い聞かせてます。

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misakikenji

4.0思春期の‼️❓切なき想い‼️❓無くしけり‼️❓

2022年11月3日
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何も引かない。
何も足さない。
ああ、こんな出逢いがあるのなら。
なんだか、新海誠の原点のような作品でした。
ただ、このアニメの海の中で浮かんでいる心地よさ。
観ながら、喜んで、哀しんで、感動する🥲🥹
心地よい涙🥲を流す。
ああ、新作が楽しみだ。
ありがとうございました😊😭

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アサシン5

4.5謎なのは

2022年10月25日
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なんでわざわざ大雪の日に会いに行ったんだろう…
そりゃ遅延するよね。中学生でもわかる。

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カズ

4.0やはり切ない

2022年10月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

 過去に何度か視聴しており、ブルーレイも持っていますが、映像が綺麗になって大きいスクリーンで見れる、ということで久しぶりに映画館で見ました。

 やはり、この作品の見どころは「映像美」と「ストーリーの切なさ」だと思います。
 映像美という点では、動画配信サイトではいかにこの映画を綺麗に動画として投稿できるか、として、よく投稿されていたのを覚えています。
 絵の精緻さという点では、やはり年月もあるからか、目を見張るというところまでは行きませんでしたが、さまざまなシーンが1枚絵として成立するくらいに、カット割りや絵が綺麗だな、と思いました。
 ストーリーもやはり切ないですね。正直1話だけでも十分に短編として成り立っているわけですが、そこから2話、3話と進み、主人公が第1話のあの瞬間、あの感情をずっと引きずっている感じは、2話では切ないのですが、3話では痛々しくも感じます。最後の最後、主人公が前向きになっていたのが、唯一の救いですね。

 ここまでかなりストレートに切なさが描かれる映画も今となっては珍しいかもです。新海監督の最新作も今度あるのですが、また、こんな作品を作ってほしいな、と思います。

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kame-pukupuku

3.5エモい

2022年10月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

今どきの言葉で言うと、まさに「エモい」映画です。
山崎まさよしの歌と映像がドンピシャにハマってます。
雪で電車が遅れる事で感じる焦燥感とか、高校時代の淡い恋など、誰もが感じた事のある感情が心に刺さります。

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やまぼうし

4.5無常を極めて

2022年10月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

きっとその時が来るのだと思う!それまではただ待つしか出来ず広がり続ける世界と時間に放り出された存在はどうあがいても無力で、眩しさばかり溢れる程に儚さを増し、愛おしくなる。

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ケセラッセーラ

5.0一度、種子島でロケットの発射を見なくては

Mさん
2022年10月9日
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と思わされる映画でした。
私は「天気の子」や「すずめの戸締まり」よりも好きです。というか、かなり好きな作品です。
でも、この作品を酷評する人の気持ちもよくわかります。

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M

4.0やはり私は好きです

2022年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

まさか「秒速」をIMAXで観れる日がくるなんて思ってもいなかったです。
公開時、今はなき渋谷シネマライズに観に行きました。
その映像美や構成に凄い衝撃として残ってしまい、それをもう一度確認したくて初めて二度劇場に足を運んだ作品でもあります。
短編作品ながらも3部構成の作りは見易く、また天門の音楽も寄り添うようで実にあっていまいした。
また、どうしてもそのサウンドトラックが欲しくて、DVDも購入(サントラCDは同梱特典のみ)したものです。
そうして迎えたIMAX版。やはりというか、新海作品と実にあいます。
当時の小さなスクリーンとは別格で、リマスタリングしたかのよう。
隅々まで美しさが感じられ、冒頭の桜並木の描写からして息をのむようでした。
3部タイトルバック「One more time」の入り方は今観ても見事で、大きなスクリーンでのカットは見応えがありました。
合う合わないが分かれるストーリラインだとは思いますが、この作品やはり私は好きです。

そしていつか、「雲のむこう」も大きなスクリーンで観れますように。

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白波

3.5若さ

2022年10月2日
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これまで地上波放送や配信で観てはいましたが、スクリーンでは初。
「新海誠IMAX映画祭」にて大スクリーンで改めて。

「『NASDA』懐かしい」
「種子島最高」
などと思う一方で。

この作品の発表当時に流行りの、独白セリフで心情全て説明しちゃうタイプの作り方に時代性と、キャラの青臭さでの監督の若さを感じつつ。
心象表現に、風景描写を多用する作風はもう完成していたんだな、と再確認。

しかし、小学生の時の想いが、中学でMAXを迎え、高校時代から徐々に距離が離れていき、大人になってからの壊れっぷりは…

「SEってのは心を壊す仕事だよな」

が観終わっての一番強い感想になるのは、私の偏見によるものだろうか?

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コージィ日本犬

5.0心がとろける

2022年10月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 新海誠監督の作品は、最高の環境で見ると2倍3倍のレベルではなく、10倍増しにも感じる。冒頭の桜が舞い散る圧倒的な映像美にふさわしい言葉が浮かばない。

 ストーリーは、めちゃくちゃキュンキュンくる。

 第1章は、新海監督の願望じゃないの。中学生の頃、こういう恋愛がしたかったっていう。わかるわかる。こんな一晩があったら、一生別れたくないと思うもの。

 第2章は、こんなクールな俺でありたい。そんな願望だよね。かわいいクラスメートが恋のサインをバンバン出しているのに、俺は女の子として見てませんから。
 これもわかる。毎日自分に酔ってみたい。

 第3章は、ある種のナルシズム。俺は組織の歯車として生きることができない人間だし、俺を理解できるような女はそうそういない。
 これは、わからない。だから、『君の名は』は、ああなったのか。

 とにかく、心がとろける作品でございました。

新海誠IMAX映画祭にて

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bion

4.0短く評価/観て下さい

2022年9月30日
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メールでは近づけない ........

One more time,

One more chance

是非 IMAXへ

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ハロン

5.0人によって見方が違う面白い映画

2022年8月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

三部構成で、言葉は多くなく、この映画を見る人によって感じ方は違うのではないかと思う。
考察もでていて考えさせられるし面白い。この作品は非常にロマンティックな作品だ。

この作品の魅力の1つに言葉の美しさがある。
どのセリフも深くて考えさせられる。
「どれほどのはやさで生きれば、また君に会えるのか」
桜の花びらの舞い落ちる速度から始まる美しい話だ。

遠野貴樹は過去に捕らわれ、大人びて見えるが先へ進むことができずに大人になっていく。
そんな遠野の自身の視点や周りの視点から物語が進んでいく。

14年前の作品だが映像は壮大で綺麗。音楽もピアノ基調でマッチしている。
クライマックスで流れる音楽も素晴らしい。

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殺風景