劇場公開日 2013年12月6日

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「とんでも系だと思って見て、ごめんなさい」47RONIN 705さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0とんでも系だと思って見て、ごめんなさい

2013年12月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

忠臣蔵にこだわりがある人も、里見八犬伝と思ってみると結構楽しめるし、案外しっかりしている

クオリティが高すぎて、麒麟とわからないモンスターが行きなり出てきてファンタジー世界に引き込まれる人と拒絶する人に分かれそうな映画ですが、
何故麒麟が赤穂居るのかは、麒麟をしらべて腑に落ち、
何故大天狗がキアヌを育てて、キアヌ達に力を貸し、キアヌが龍と戦うのかは、
仏教関係に詳しい人なら、それらの隠された繋がりや伏線も容易に理解できるんだと思います。

そういう意味では、年配の方が理解出来るトコが多そう。

私は最近、仏教世界を調べ始めたので天狗が迦楼羅で龍を常食にしていることや、王様が仁のある政治をしているところは麒麟があらわれる…とかしかわからないけど、47roninスタッフはそれらの事を調べ上げてエンターテイメントに仕上げてていると分かって見返すと、随所にこだわり演出があって、本当に日本文化の背景までリスペクトしていて、アレンジしていて要ることに感心と感謝したい。

この作品は本当は三時間あるらしいのですが2時間に超圧縮されているらしく、かなり凄い殺陣アクションかましてるとこや真田さんの二刀流とか一瞬しか映ってないよ…orz

ざっくり見ると世界には腹切文化が理解出来ないだろうから、その伏線までがちょっと怠いけど、そこから一気にロード•オブ•ザ•リング見て、パイレーツ•オブ•カリビアン見て、ラストサムライ級の忠臣蔵になって涙腺が緩むのか、本当に不思議。

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705