劇場公開日 2012年2月10日

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「特にエピローグは少し欲張った印象です。」ドラゴン・タトゥーの女 よしさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5特にエピローグは少し欲張った印象です。

2020年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

新聞記者と、その調査助手の女性ハッカーが、財閥長老に依頼された少女失踪事件の謎に迫る物語。

とても良く出来たサスペンス映画です。
少女失踪事件を丁寧に調査する新聞記者。派手さはありませんが、閉鎖的な一族の中での絶妙な緊迫感を描いています。そして、ちょっとした気づきからの、展開も秀逸。ラストの展開も無茶無理はなく、良い驚きを与えてくれました。

映画は、幾つかの物語を重層的に描いている事も、キャラクターをしっかりと描くうえで良かったと思えます。
記者の裁判沙汰と新興企業とのトラブル、ハッカーと保護観察官の関係、そして記者とハッカーの関係。物語を複数織り交ぜて描くと、ともすれば分かり難く、ともすれば冗長になり易いのですが、この映画はそれを感じませんでした。

ただ、当たり前ですが、かなり長くなってしまいましたね・・・決して間延びしたとは思いませんが、もう少し短くて良かったかもしれません。

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よし