劇場公開日 2011年6月25日

「恵梨香ちゃんあっての外交官・黒田シリーズ!?」アンダルシア 女神の報復 かみぃさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0恵梨香ちゃんあっての外交官・黒田シリーズ!?

2011年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

拙ブログより抜粋で。
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 一応大規模な国際犯罪が背景にあるのだが、映画自体は黒田を翻弄する結花と神足の駆け引きを中心とした心理戦的展開で、実のところ犯人捜しを意識させる内容でもない。
 外交官とはこういうお仕事という紹介にあまり時間を割いていなかったり、外国人キャストがそれなりに活躍してたり、突拍子もない国際テロに大風呂敷を広げていないお陰もあって、なにかとイマイチ感が頭をよぎった前作よりすんなり観られた。

 風光明媚な美しい景色とは裏腹に、微妙に沈んだ空気の漂う本作なんだが、そんな中でホッとさせてくれるのが前作からの続投が嬉しい戸田恵梨香扮する安達香苗。彼女が登場して一気にスクリーンが華やいだ。前作では研修生だった彼女も晴れて外交官です。
 「そうそう、このシリーズは彼女だよ彼女。恵梨香ちゃんあっての外交官・黒田シリーズ」と、冗談抜きに本気で思ったのだが、あれ?あれれ!?ほんのちょい役で終わり?もうちょっと活躍の場をあげて欲しいんだけど。
 黒田と香苗っていいコンビだと思うのに、どうも活かされていない気が。まあ、このちょっと足りないさじ加減がいいのかもしれんが、と泣く泣く自分を納得させる。
 同じような役回りのフリージャーナリスト・佐伯章悟を演じた福山雅治が少々くどい印象を残すのとは対照的である。
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全文は『未完の映画評』にて

かみぃ