劇場公開日 2011年10月22日

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「拷問映画。観る方にとっても…」スマグラー おまえの未来を運べ 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

1.5拷問映画。観る方にとっても…

2016年3月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

どうしちゃったんだ石井克人監督!
高校の頃「鮫肌男と桃尻女」に衝撃を受け、そこからショートフィルムを観て、邦画にハマり、映画が趣味と言えるようになり…全ての始まりは石井克人だったような気がするが、あれほど高校時代何度も観た「鮫肌男と桃尻女」も今となっては観るのが怖い。と思う作品だった。
石井克人らしい映像とブラックユーモア的な部分もあるし、背骨のアクションも嫌いじゃないけど、物語があちこち言って正直つまらん。
安藤政信と永瀬正敏の物語だけでよかったのに、妻夫木聡のパッとしないただ拷問受けるキャラクターが邪魔で何がしたいのか、何を魅せたいのか全く分からなかった。
鮫肌〜も暗い雰囲気はあったけど、キャラクター全員愛敬があって、なんか笑えて刺激的でスピーディだったけど、
今作は暗くてストーリーもバラバラでキャラの繋がりも弱くて残念過ぎた。
永瀬正敏は格好良くて我修院達也は可愛いかった。
石井克人監督作の常連さんが見れたのが良かったかな…
何か哀しくなる作品。

奥嶋ひろまさ