劇場公開日 2011年10月1日

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「邦題のアホさとのギャップ」ワイルド・スピード MEGA MAX オレさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5邦題のアホさとのギャップ

2017年5月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

前作のラストで懲役25年の刑を喰らったドム。そのドムを救うために刑務所へ護送中のバスに猛スピードで近づき、気付けば10回転くらい横転させるブライアンとミア。
晴れて3人揃って国際手配犯と化し、以前の関係に戻れたブライアンとドムら一行に凄腕捜査官ルークホブスが立ちはだかる。
人生をやり直すため平穏な暮らしを手に入れるため、かつての仲間たちを集め、最後の大仕事に乗り出すドムファミリーを描くシリーズ第5弾にして最強のファミリームービーの開幕戦的作品。

待ってましたといわんばかりの内容!
ファミリーファミリー言うわりにはそんなにシリーズ通してまとまりないじゃんと感じていた自分にとって待望のオールスター集結的な作品がいよいよ出てきたなといった印象。
お馴染みのヴィンデーゼル&ポールウォーカーらに加え、2からローマンとテズ、4からジゼルとハン、そして満を持しての登場のハゲレスラーことドウェインジョンソンの存在感と役どころの美味しさといったらもう笑。
中盤で世界に散り散りになっていた仲間たちが集結する件が最高に熱い。今までシリーズ見続けてた人たちにとってあのシーンの時点でもはやご褒美感すらある笑。
犯罪逃亡生活から足を洗いたいから金を盗むというすごすぎる矛盾がどうでもよくなるくらいに画がド派手になり、それぞれのキャラクターたちの絡みを観ているだけでニヤニヤできる作品に仕上がっている。

今作ブラジルの大物悪徳実業家、レイエスから1億ドルを強奪するというのが本筋であるためかどことなくオーシャンズ感が漂う。
金庫を盗みに入る前の実地調査や防犯カメラに捉えられないスピードで走る車探しや金庫のダミーを用いた模擬強盗など綿密な計画を練った上でなぜかド派手なお馴染みのバカアクション笑。
今回は車2台で金庫を引きずるという絶対嫌な音がしそうなアクションがすごい笑。
感心するくらいに物理の法則にしたがったアクションが楽しめる。そうか金庫を引きずりながら走るとこういう動きになるのかなるほどね(ならないできない笑)

また今作で初登場のルークホブスことドウェインジョンソンの存在感がピカイチ。
凄腕捜査官としてかつてないほどにドムたちを追い回すその姿は銭形刑事のよう笑。
豊富な知識、人を見る目の鋭さ、屈強な体と見るからに過去最強の刺客ともいえるであろうホブスが、部下たちを殺された復讐、自分を救ってくれたドムファミリーたちへの恩返しの意も込めてドムと肩を並べて共闘する展開に。
なんだこの美味しい役!熱すぎるだろ!笑
こんなに並んでカッコいいハゲ2人もそういないだろ。。どうなってんだこのシリーズ。。カッコいいハゲ見つけることに関して天才的すぎないか。。

というわけで今のところシリーズ内で1番好きな作品笑。
ラストの騙され具合の爽快感と再び世界に散り散りになった仲間たちのその後の豪遊生活具合など最高にハッピーエンドに仕上げたのちの再びの不審な展開。
この人を忘れてはいけない。次回はこの人を巡る戦いだという示唆が込められたラストで次作が気になりすぎる笑。
またそのラストがドムの修羅場が確定したような感じだったのに若干笑った。

オレ