劇場公開日 2011年12月17日

「悪くない。」フレンズ もののけ島のナキ ○●SARY●○さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0悪くない。

2011年12月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

個人的には、前評判は良くも悪くも無い感じで、豪華な脚本家と声優陣、公開直前にかなりのプロモーションが入ってはいるけどそれほど印象に残っているという感じでは無い。あえて言うなら阿部サダヲの「なんでーーーーーー」っていう叫び声が耳に残っている感じ。どちらかというと興味を持っている人が少ない映画だと感じていました。

私はSMAPファン、特に香取慎吾のファンですが、彼が出ているからいい評価をする!という気持ちはサラサラありません。彼が出てても興味の無いものは見ないですし。

実際、この映画を観るか観ないか迷いました。ただ慎吾が声優をやっているから観る!って追っかけファンほどでもないのですが、せっかくなら観てもいいかも・・・ぐらいでした。映画はほとんど一人では見に行くほどではないし、最近は年に1~2本程しか観ないのでほとんど興味がありませんでした。
周りに映画好きがいっぱいいるので、前評判を聞いてから観るか観ないかを決めようと思っていたのですが、周りの反応は、上記に書いたとおり興味を持っている人が一人もいませんでした。なので観る予定ではなかったのですが、ここはファンです。舞台挨拶付きのチケットを買うことが出来たので行きました(笑)それが無かったらいかなかったかも・・・これはミーハーです。

ここからが本題で、少し内容にも触れてる部分があるかもしれません。。。。

実際の映画ですが、タイトル通り悪くないです。公開直前のプロモーションで色々なテレビや雑誌でfriendsの事が取り上げられていたのである程度チェックはして映画に臨みました。
3D映画自体も初めてだったので、どのタイミングでメガネをかけたら良いのかとか、驚き過ぎたらどうしようとか変な不安がいっぱいでしたが、その点は遊園地のアトラクションとは違い、普通でした。飛び出るというよりは、奥ゆきが凄くあるイメージでした。目が疲れることもなかったです。ただ、泣ける映画なので涙がでたときは少し困りました。

で、いろいろなプロモーションで耳にしていた、実際のミニチュアを使っての撮影とCGの組み合わせを気にしていたのですが、さすが年月を費やしただけはあるんだなという素敵な映像でした。口々にされていた「ぬくもり」というものが感じました。何か柔らかい映像になっていたように思いました。

ストーリー的には、「感動」「友情」「家族」がキーワードで泣ける映画でした。優しさを感じて浸って泣くという感じで、観た全員が泣くという感じではないと思います。私は映画やドラマでも泣いてしまうタイプなので泣きました。だから泣きたいから観る!という人は自分が泣けるタイプのキーワードが引っかかれば是非観て泣いてください。
原作元の「泣いた赤鬼」(でしたっけ?)をあまり知らないのですが、展開はある程度読める感じです。見た目がイカツイ赤鬼「ナキ」が人情深く心優しくて、青鬼「グンジョー」がちょっとズル賢い。人間嫌いの鬼が、優しさに触れて人間を好きになっていく。よくあるパターンの展開ではありますが、笑える部分はかなりありました。フツフツと笑わせてくれるし、慎吾とナキが重なって見える部分が多々あり、両さんに少し近い役ってのが一番近いかな。
ハズレのないストーリーなので一緒に誰かと行くのなら、年代性別は問わないと思います。私が行ったのは舞台挨拶だったので、ほとんどが若い女性でした。

まとめとしては・・・
子供と一緒に見に行く映画としては間違いない。CGの技術や映像は、プレスコだけあってすごい。何度見ても笑えたり泣けたりするとは思う。でも、自らリピしてまで映画館まではいかないと思う。前評判よりは良いんじゃないか?という感じです。

慎吾ファンとしては、座頭市より良かったので4点にしました。こち亀は個人的には観たいと思えなかったのでいかなかったです。

○●SARY●○