劇場公開日 2011年4月29日

  • 予告編を見る

「おかあさんの為の映画、女性のための映画」八日目の蝉 gdfさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0おかあさんの為の映画、女性のための映画

2011年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

原作も読まずに見に行きましたが秀作と感じました。

井上真央、永作博美の主人公はもちろん
森口瑤子、平田満、余貴美子などなどベテランさんも
当たり前に作品にはまっていて、アラを探すのは
難しい良い作品です。

最近女優さんとして評価があがっている(?)小池栄子も
少しおかしいジャーナリストの卵役を好演してましたし
壊れた女性を演じると怖すぎる森口遥子も相変わらず
怖すぎました。

話の流れは過去と現在が同時に進みますが
過去は小道具やニュースなど少し前の
現実がリアルに描かれていて40代の自分には
興味深いものでした。このあたりに手抜きはないです。

全般的に丁寧に作られているヒューマンドラマなので
飽きることなく最後まで見ることができましたが
生んだ子供、育てた子供、家族、絆という問題になると、
独身男性の俺では共感するには難しい内容となりました。

おかあさんの為の映画だと思います。
なので星は4つにさせてもらいました。

gdf