劇場公開日 2011年9月17日

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「映画館のスクリーンからウサギのぬいぐるみが目の前に飛び出してきて……」ラビット・ホラー3D aotokageさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5映画館のスクリーンからウサギのぬいぐるみが目の前に飛び出してきて……

2011年9月21日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

「呪怨」「戦慄迷宮3D」の清水崇監督が満島ひかりをヒロインにして制作した3Dホラー映画。

ウサギ殺しでひきこもりぎみの小学生の大悟が、口がきけない姉キリコと映画館で3Dホラー映画を見ていると、劇中のウサギのぬいぐるみが目の前に飛び出してきた。そのウサギのぬいぐるみを密かに家に持ち帰ってから大悟のまわりで不審な出来事が起き始める。母親代わりの姉キリコは弟大悟の身に起こった異変に気づき、助けようとするのだが……。

飛び出すウサギのぬいぐるみは、映画館のスクリーンの向こう側の劇中の映画館のスクリーンからこっちに向かってくるような錯覚を感じ、より3D効果があったようにも感じた。
幽霊やゾンビではなくなぜかウサギ、遊園地で人気者の着ぐるみのウサギもコミカルな動きをしてこそかわいいものの、無言でこっちを見つめて、ただ立ってるだけだと威圧感があって不気味に思える。

これまでの清水崇監督の作品と比べると、それほど怖さはなくファンタジー色が強い。怖がりの人でも楽しめる反面、ホラー好きの人には物足りないかもしれない。

aotokage