「激闘は憎しみ深く」機動戦士ガンダムII 哀・戦士編　しゅうへいさんの映画レビュー（感想・評価）

　「機動戦士ガンダム」劇場版三部作第２部。

　Netflixで鑑賞。

　テレビシリーズは未見です。

　憎しみが憎しみを呼び、その連鎖は止まらない…

　サブタイトルの「哀・戦士」に相応しく、戦争と云うものが生み出した不条理や理不尽への怒り、失われていく生命への悲しみが籠められた重みのあるストーリーが展開されました。
　数多の激戦を潜り抜けて来た仲間、リュウ・ホセイの死。アムロの初恋の人、マチルダの死。戦争と云う状況の中、家族を養うためにやむを得ずジオン軍のスパイとして行動していた、ミハルの命を懸けた贖罪とその末の死…
　リアル・ロボット・アニメの面目躍如たるストーリーに、胸が締めつけられる想いがしました。戦場で戦う者たちが抱えなければならない、様々な痛みや苦しみ―。その先に待つものとは何か？　―永遠の問い掛けだなと思いました。

　アムロがニュータイプに覚醒しつつある中、戦局はクライマックスへ…。シャア・アズナブルとの因縁の行方や如何に？
　とても気になって来ました！

[余談]
　ランバ・ラルが名キャラクターだな、と…
　モビルスーツの熟練パイロットであり、あらゆる戦術に精通していて、さらに人間的にも経験豊富な大人の男…
　死に様も悲壮でありながら勇壮でした…
　最期の瞬間まで、彼は戦士だった…
　こんな風になれたらなぁ…