劇場公開日 2011年4月29日

「電車は走るよ 色んな人を乗せて」阪急電車 片道15分の奇跡 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0電車は走るよ 色んな人を乗せて

2012年11月29日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

幸せ

兵庫県宝塚市の宝塚駅から西宮市の今津駅を結ぶ阪急今津線の8駅。
片道僅か15分の電車内で起こる悲喜こもごものエピソード。

たまたま同じ電車に乗り合わせた、それぞれ思いや悩みを抱える人々。
ちょっとした出会いやささやかな善意が、お互いの人生に明るい影響を与え合う。
ストーリーや作風は確かに心地良いが…

中谷美紀演じるアラサーOLがリアリティ無さ過ぎ。
後輩に彼氏を寝取られ、その結婚式に純白のドレスで現れるトンデモな性格だが、本当は孤独で繊細で、宮本信子演じる老女に慰められ号泣、吹っ切れる。そして自分もまた孤独な小学生の女の子の支えになる。
コロコロ変わる人物像が何だか漫画チック。
その宮本信子演じる老女も、「眉山」の役柄と変わり映えせず、ありきたり。
関西のオバチャン=うるさい、という発想も乏しい。
自衛隊オタクの大学生と野草好きの女子大生、進路に悩む女子高生などメイン軸以外のエピソードは良かっただけに、残念。
戸田恵梨香の可愛さも良かったけど(笑)

映画の評判はイイようだが、残念ながら僕は人生の機微を味わえなかった。

近大