劇場公開日 2011年4月30日

「これでいいのか?ってトコもあります。」これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫 mammieさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0これでいいのか?ってトコもあります。

2011年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

ギャク漫画界の天才赤塚不二夫の半生が映画化されました。

彼を35年間にわたって担当した編集者、武居俊樹の著書

【赤塚不二夫のことを書いたのだ!!】が原作です。

実際のエピソードも盛り込みつつ~

お~~~~い!この映画、何処へ行っちゃうんだい?

的な映像も楽しめます。

赤塚不二夫役の浅野忠信っ!

後半は全裸シーンがかなりあって

何故、この役受けちゃったかな?と思わせる部分もありますが

「お母さんが大好きっ!」とヘベレケ口調で語るシーンなど

上手いなぁ・・・って感じました。

原作者が「映画化するなら、担当者の役は男性ではなく

可愛い女性にしちゃえ!」と言ったことから

キャスティングされたのが堀北真希ちゃん♪

浅野忠信を足蹴にしながら、ベルトで鞭打つシーンとか

頑張ってます。

真希ちゃんの衣装など、懐かしくてイイ感じですよん。

少年サンデー編集室の、タバコの煙が充満している様子なども。

今、こんな職場てあるのかしらって思いますねぇ。

私が証券LADYだった頃の営業マンたちの部屋は

まさにそうでしたけど。ゲホゲホ。

赤塚氏曰く、「タリラリラ~ン」というのは言葉ではなく

バカの音なんだそうです。

利口になっちゃいそうになったら、108回唱えると

バカに戻れるそうです。アハハ~。

せっかく儲かっている会社なのに、レコードを出して大損したり

経理担当者の不正を告訴しなかったり

この映画では、赤塚さんの人柄に触れるエピソードも

しっかり描かれています。

ちょっと調べてみたら~

笑顔のない視覚障害の子供たちに笑ってほしい!と

点字の本を制作したり、その本をより安く提供するために

印税を辞退したりもされていたとか。

本当に優しい方だったんだなぁ~って感じます。

いつもバカなことばかりして、困ったちゃんですが

漫画家としては、やっぱり彼は天才です。

自分1人で~という所がなくて、自分に足りない部分は

上手な人に手助けしてもらおうという素直な感性を持っているんです。

だから今でも作品が輝き続けているんですネ。

これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫

星は~

2つです。

PS:宣伝ポスターの浅野忠信、私は田中星児に見えて仕方がありません。

   因みに~ ボイス・キューの若手スタッフに言ったところ

   田中星児自体を知らないとのことでした。トホホ・・・。

mammie