劇場公開日 2011年10月8日

  • 予告編を見る

「小悪魔深キョン」夜明けの街で スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5小悪魔深キョン

2015年8月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

萌える

不倫ドラマとサスペンス、どちらかと言うとかなり不倫劇の方に重きが置かれた作品になってましたが、まあ不倫劇の方は悪くない、とは言っても別に目新しい内容ではなかったですが、説得力もあったしキャストの嵌まり具合もあって、思いのほか見入ってしまいました。
サスペンスの方はインパクト薄、引っ張った割りには・・・な感じでしたね。

しかし岸谷五朗が演じた主人公の渡部が冒頭から言っていた通り、不倫なんてバカな奴のすることには間違いなく同意。
仕事も順調、幸せな家庭もあったなら、尚のことその通り。
ただ深田恭子に不倫地獄に誘われたなら、果たして断れるのか、男なら絶対悩むところでしょうね(苦笑)

もし深田恭子をミスキャストと思ったら、この映画の評価は酷いことになるでしょう。
私はドップリ嵌まってしまった方なんで、渡部に少々感情移入しながら、案外楽しめてしまいました。
渡部のようないいおじさんになって、あんな可愛い子の誘惑断れる訳が無い。
男はそんなにバカじゃない、けどバカになってしまいそうなぐらい、深田恭子が魅力的すぎた!

ただ終盤のサスペンス部分が消化不良な感じだったのは返す返すも勿体無い。
木村多江が演じた奥さんの存在感で、一応物語の終わりとしては十分恐怖を感じれて締まりはしましたが、脚本自体は相当微妙だったような・・・。
まあでも、深キョンの小悪魔ぶりで、私は十分満たされました。

スペランカー