劇場公開日 2010年7月17日

「心に余裕をもって観よう。」借りぐらしのアリエッティ ジャックさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5心に余裕をもって観よう。

2019年3月31日
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鑑賞方法:DVD/BD

家の床下に住んでいて、人間の家から少しずつ物を拝借しつつ暮らす小人。通称借りぐらし、その主人公、アリエッテイ。
決して人には見られてはいけない、のだが、父親と初めて行った借りの日に、最近家に引っ越してきた男の子(手術の都合で来ている)に姿を見られてしまう。男の子は言わないというけれど、アリエッテイ家族は引っ越しを決意する。
捕まえられないうちに。
あっさり言ってしまうと、家の床下に住んでいた小人が、人間に見つかったため、新たな家を探して引っ越しをするという話。
小人だからスケールは大きくないけど、小物とかしっかり作ってあるし、小人目線のところを上手作り込んでいて素敵。
家政婦は小人を捕まえようとするけど、その家の奥様はそんなことはしない。奥様は小人に会うことはなかったけれど、小さなポットに入ったハーブの香りに気づき、思い出を語った。小人がいたら素敵だろうな、という奥様にはどことなく気品が感じられる。

男のコが勇気をもらったというシーン、あれは少し唐突過ぎるかな、と感じた。
あと、借りぐらしという設定なんだけど、もの借りるだけでお返し的なところが見当たらなかったような。その点細かいけど、気になっちゃうところ。
奥様はそんなことは気にしないんだろうけど。

ジャック