劇場公開日 2010年10月23日

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「貴重なブルガリアのフィルムの中でも、特に意義深い一本」ソフィアの夜明け ikuradonさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0貴重なブルガリアのフィルムの中でも、特に意義深い一本

2010年8月10日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

日本ではどうしてもヨーグルトのイメージが先行してしまう、ブルガリア。

以下、wikiからの引用。

ブルガリアは、東ヨーロッパの共和制国家である。 バルカン半島に位置し、北にルーマニア、西にセルビア、マケドニア共和国、南にギリシャ、トルコと隣接し、東は黒海に面している。首都はソフィア。

映画に出てくるブルガリアは、どことなく貧しげな空気を漂わせる国。
多くの人々が経済成長とともに大きな精神的ハードルに面しているような、そんな感じがする。

主人公のイツォは、かっこよくないんだけど、ついつい目で追ってしまうような不思議な魅力を持っている。
監督の友人らしいが、この撮影後に不慮の事故で命を落としている。
おそらく、映画の中のイツォは彼本人だったのだろう。
それくらいの説得力がある芝居である。

ブルガリアでは、現状年に7~8本しか映画を製作できないらしい。
その貴重なフィルムの中でも、特に意義深い1本であることは確か。

ikuradon