劇場公開日 2010年4月3日

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「女性向けの作品かもしれないなぁ」カケラ septakaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5女性向けの作品かもしれないなぁ

2010年12月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

生満島ひかりさん拝顔目当てで
上映初日の舞台挨拶に行ってきました。

☆彡     ☆彡

う~~~ん、ちょっと難しいかな
アートっぽいのを狙ったんだろうし
安藤監督が伝えたいことを、あえて
わかりやすくせずに、わかりにくい
複雑さを伝えたくて、そのままにしたんだろうけど、、、
う~~~ん、男性よりも女性受けする作品かもしれないなぁ・・・

安藤モモ子初監督作品。
奥田瑛二さんの長女です。
ちなみに次女がサクラさん。

登壇前の音声をマイクが拾っていて
「サクラ~、サクラ~~」と盟友を呼ぶ
満島ひかりさんの声が聞えてきましたから、
どうやら会場に来ていたようです。姿は見えませんでしたが。

あっ、話がそれた(苦笑)

かけら:①かけて取れた小さな部分。破片。
    ②ごくわずか。ほんのすこし。  三省堂国語辞典より

人間として生きていくうえで、
欠けているものが誰しもあると思います。

それを
欠けたままでヨシとするのか、
欠けたものを埋めていこうとするのか、
その辺りの心の葛藤を描きたかったのでしょう。

満島さん、中村さんの配役を
意図して、反対にしてみたり、
意図して、満島さんには現場で演出もせず
声すらかけず、ひたすら無視をし続けたり、
一方で、中村さんには、中村さんが楽屋に
閉じこもってしまうほど、演技以外の人としての
部分までダメだしを出してみたり、様々な工夫をこらし、
モヤモヤ感であったり、イライラ感は、スクリーン全体から
にじみ出ていましたが、なんかわかるような、わからないような、もどかしい。

空気感は伝わるんです。
こんな世界を表現したいんだろうなぁ、
と、いうのも伝わるんです。でも言葉にしづらい。
どの言葉が適切でふさわしいのかがわかりにくい。

「まだ作品を完全にわかっていない」
満島さんの発言がすべてかなと言う気がしまして、
舞台挨拶及び劇場に貼られている雑誌記事によると、
3回すでに自身の作品を鑑賞した上での発言がコレですから、
1回鑑賞をしただけで、すべてを理解することそのものが無理なのかもしれません。

☆彡     ☆彡

満島さん、1年たって、
舞台上でのしゃべりが上手くなりましたねぇ。
1年前は、なんかモジモジしていたのですが、
今回は、主役として堂々と多弁と言ってもいいくらい、
話をしてくれました。これも、自信のついた表れなのかもしれません。

出演キャストが女性ばかり。監督も女性。原作も女性。
やはり、そんなところからも、女性向けの気がしないでもありません。

星の数、難しいなぁ。
舞台挨拶込みで4個とさせていただきます(笑顔)

septaka