劇場公開日 2010年5月8日

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「サイボーグ009とカブル?!」9 ナイン 9番目の奇妙な人形 マロピさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0サイボーグ009とカブル?!

2011年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

ナンバー1から9。
どうもサイボーグ009と比べてしまう。
それはおいといて、この作品はもともとティム・バートンの短編から生まれた作品らしい。
随所にその世界観を実感するところがあった。

この世界観こそが、この映画の肝であろう。ただ、どこかで観たことある感は否めない。
アニメーションは非常に良くできている。
動きも実に滑らかである。
しかし、昨今のゲームのオープニングムービー等に慣れてしまい、残念ながら声をあげてうめくほどの衝撃とまではいかなかった。

しかし、それらを差っぴいても見せ方は上手い。
冒頭に母と子供の死体を写すことで暗に「お子様お断り感」を出すあたりは見事。
人物描写でも1と9の考えの対立は味がある。
この辺はサイボーグ009とはまったく違うところだね。
誰に感情移入するかは客にゆだねられているが、やり過ぎない程度のラストへのもって行き方で観てる方も疲れずにすんだ。

大人のアニメって感じです。

マロピ