劇場公開日 2010年3月20日

  • 予告編を見る

「ビターです…非常にビターです。」マイレージ、マイライフ ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ビターです…非常にビターです。

2010年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

ふぅ。なんだか…考えさせられたなあ。

ズバリ「人生」についてですよ。
この、ボンクラの僕がw

この映画って一見、人生の素晴らしさを説いてる向きを感じるけど、別にそうではないんですよね。
素晴らしさなんて語ってない。「さあ、あなたはどう生きますか」って、こっちが問われてるんですよね。
だってあのラスト…ハッピーとも、アンハッピーとも受け取れるし。

いやね、劇中のジョージ・クルーニー扮するライアンに用意された「脅威(??)の真実」による喪失感。何かを掴んだかの様な「あの結末」にしても…あれを幸せと捉えるには、余りにビターで、手痛い仕打ちなんですよ。
彼を取り囲む登場人物達だって、みんな本当に幸せになったのか…
でも、う~ん…そうだな。微かに希望を見出したと受け取るべきなんでしょうね。ライアンは。じゃなきゃ、余りに空虚だ。

何とも、口に残る、苦い余韻。
パスされたものを、こちらがどうレシーブするか、の見本みたいな終わり方。
だからこその、あの落とし処ですかそうですか。

あー、頭が痛くなってきたw

ロロ・トマシ