恋する履歴書のレビュー・感想・評価

ラブコメでもなく就活女子ムービーでもない、中途半端なホームドラマな感じ。ヒロインのライデン以外がコメディ担当でお婆ちゃんの棺桶とか、父親逮捕とかサブストーリーもいろいろ。
アダムはライデン一筋で純朴な音楽青年。就活が上手くいかなくて落ち込むライデンにエスキモーパイを食べさせて励ます。ここ重要。

お向かいの家の飼い猫をマイケルキートンパパが車で轢き殺してしまって、謝罪しに家入ったらCMディレクターの人で、イイ感じになって、君を雇うよとかいわれ、口説かれ寝そうになる。このヒロイン何を考えとるんじゃってなる。猫の死もギャグにしてたし、ここのくだりが良くない。
この後さらにいい仲になってアダムとの大事な約束をすっぽかすライデン。アダムはライデンを諦め自分の人生を生きることに決め、別れを告げる。

ライデンの弟がボックスカーレースで優勝するんだけど、そばでレースに負けて落ち込んでる黒人の少年に母親がエスキモーパイ食べさせてるのを見るライデン。
人生で何が大切かみたいなことに気付かされる話。

　就職事情はアメリカでも同じなのか？ただし、卒業してから就職活動してたから、やっぱり大学生活はエンジョイできるんだろうなぁ～日本みたいにせせこましくない。それにしても勉強はできそうなのにライデンはなぜか面接に落とされまくり。一方、アダムはコロンビア大学の法科も受かるが、ミュージシャンンの夢も捨てきれないで悩んでいた。アダムとしては彼女に愛されるための最後の賭け、金曜のライブを見に来てほしいと伝えたのだ。

　結構いい加減な性格なのか、ライデンは隣のＣＭプロデューサーとキスをして、かなり親密になりそうなとこまで・・・約束をすっぽかしてしまった。アダムは自ら去り、コロンビア大学への進学を決め、ライデンは念願のＨ＆Ｂ社に就職が決まる（ライバルが辞めたらしい）。しかし、心にぽっかり空いた穴。すべてを捨てて、NYに住むアダムの元へ飛んで行く・・・

　それにしてもアレクシス・ブレデルは魅力的な女の子。透き通るような青い瞳で日本人受けする顔立ち。TVの『ギルモア・ガールズ』や『旅するジーンズと16歳の夏』にも出てたんだ。撮影当時でも28歳なのに、性格は10代の初々しさがまぶしい。マルビー一家も個性派揃いで、特におばあちゃんが笑わせてくれた。ちなみに父親はマイケル・キートンだった。