劇場公開日 2010年2月27日

  • 予告編を見る

「たしかに、泣けるように作ってあるけれど」悲しみよりもっと悲しい物語 とみいじょんさんの映画レビュー(感想・評価)

たしかに、泣けるように作ってあるけれど

2019年6月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

自分の「こうしたい」の為なら、他人を不幸にしてもかまわない。そんな人の性(さが)が描かれている究極の自己中映画。
怖いな。

他にもやりようはあったろうに。

利用して騙したのなら、せめて騙した相手を幸せにするように責任取れよ、と思う。
”自分が思う大切な人の幸せと自分の気持ち”さえ満足させられればいいのか。

そんな中で、歯科医の婚約者が小気味良かった。親が決めた体裁だけの婚約者より、ケイに”人”として興味持っちゃって、実行しちゃう。

こんな物語がラブストーリーとして高評価なんて、
そのことが一番”悲しみよりもっと悲しい”話。

自分の自己中心性を計るバロメーターになる映画です。

マイナス評価。

とみいじょん