劇場公開日 2010年9月25日

「娯楽大作!」十三人の刺客 ミアさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0娯楽大作!

2011年5月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

面白かった!

延々と続く血みどろの殺陣は迫力がある。

赤穂浪士と七人の侍から設定を借りて
十三人:百数十人の戦いの場を作り出したような映画

だが、物足りない

藩主一人を消せばいいんだったら毒殺が一番簡単でしょ?
同じ藩の仲間を何百人も殺していいの?
爆弾や弓で、もう少し人数を減らしてから刀と槍の斬り合いに
するべきでは?
わざわざ村を借り切らなくても、細い山道の方が有利では?

などなど、話に必然性が無い事がどうしても気になる。

そして、ナイモノネダリなのかもしれないが、
松方弘樹と伊原剛志以外は武士らしくない。

伊原剛志は浪人が良く似合っていたが、居合抜きの場面
「剣鬼」で内田朝雄が見せてくれた息を飲むほど美しい居合術と
ついつい比べてしまった・・。
(内田朝雄の剣は、弧を描き煌めいた次の瞬間には
 吸い寄せられるように鞘に納まっていた。)

「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」の伊勢谷友介は、
歌舞伎役者を思わせる色気で、ほれぼれしたのだが、
この映画では、コミカルな汚れ役でちょっと残念だった。

オリジナル版も是非見てみたい。

(鑑賞したのは、2010.9.26デシタ)
(オリジナル版見てからレビュー書こうと思ってたもので・・)

ミア