劇場公開日 2010年3月13日

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フィリップ、きみを愛してる!のレビュー・感想・評価

全40件中、21~40件目を表示

4.0幸せな気分になれました

2013年3月30日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

幸せ

ジム・キャリーってやっぱり笑かしてくれますよねー(`▽´)!!
R15なネタもテンポ良いから普通にアリ!笑

ユアン・マクレガーが、か な り 良かったです!超カワイイ!
しゃべり方から何からなりきってたと言えるのではないでしょうか

私は、『人生って映画みたい!捨てたもんじゃない』的な理由で
ノンフィクションの映画がすごく好きなんですが(笑)、
これは、お話の中だけの出来事であってほしかったですね〜(´・ω・`)

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Ms. Parnassus

3.0コメディ

2013年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

コメディそのままの映画でした。コメディ嫌いの私にはハマらず・・・

好きな人の為に、自分を変えようとするけど結局は変わらない。
愛でもどうにかできない、どうしようもない根本の部分。

根っからの詐欺師が恋をして、幸せになりたいと刑務所でもがく話。

コメディにもシリアスにもできる筋書だと思いますが、
この話ではコメディです。
よくよく考えたら深刻な話。

ユアン(フィリップ)がとても『それらしい』感じです。
視線の一つとっても、ああ、ゲイだなア、と感じますね~
演技力すごい。

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いずる

5.0嘘のようで本当のお話

2012年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

楽しい

I Love You Phillip Morris

だいすきなJim CarreyとEwan McGrego!
ずっと見たくてでも結局映画館行けなかったからDVDで鑑賞

予想以上によかった
すごい好き
映像も音楽もjimもEwanもなにもかも

主人公のSteven Jay Russellはいまだ服役中
愛する人にただ一言愛してると伝えるために
詐欺と脱獄を繰り返した一人の男の物語
ありえないけど、ほんとうの話

その愛はどこか間違ってるようでまっすぐで純粋で
見ていて胸がほっこりした

「制作にお金を出してでも、出演したい映画が3本あった。
“The Truman Show”、“Eternal Sunshine of the Spotless Mind”、
そしてこの映画だ」 Jim Carrey

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lovefoxx

5.0純愛?

2012年2月25日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

幸せ

ジム・キャリーが大好きで観た作品だけども…彼にしか演じることが出来ない役柄で大満足。

ふざけてるようでそうじゃない純愛で、彼を一途に愛した結果の末に脱獄を繰り返す(笑)

詐欺をするほど頭が良いのに愛になるとバカになる…でも愛おしくなるほどひたすらな気持ちになってしまう。

ユアン・マクレガーのなよった姿は必見(笑)

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ジャック・スケリントン

4.0まっすぐな愛の物語

2011年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

笑って終われる映画なんだけど、実にまっすぐな愛の映画。

千の言葉で愛を語ることもあるだろうが、この映画はせりふこそ少ないけれど実に雄弁に愛を語る。
どんなラブストーリーよりも一本気で実に観ていて清清しい。
これが男色の道なのか。

ユアン・マクレガーは細かいところまでゲイ。
これがオビ・ワンとは到底思えない(苦笑)

しかし、ジム・キャリーという人は天才だ。
一世を風靡した後、実に良い映画に出演している。
個人的には「イエスマン」のキャリーが非常に好きなのだが、この作品の彼も実に魅力的だ。
監督も解って撮ってるんだろうなあ。

展開も小気味よく、ラストまで飽きずに楽しめる。

笑って、ほろりとして、だまされて。

良い映画です。

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マロピ

3.0やっぱり 恋愛物語は男女でやりませう

2011年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

怖い

なんという恋愛物語

あのテこのテを使ったおはなしの展開は面白いです。

最後のオチまでちゃんとつけて

しかし、これ、本当に実話ベース???
信じられない展開です。

芸の世界は厳しいのでおじさんにはさっぱりわかりませんが、
おもしろい映画でした。

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赤いおじさん

4.0あそこまで愛されれば、本望かな?

2010年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

ジム・キャリーの本領発揮! 一時シリアス演技に走っていたけど、やっぱこうでなくちゃ。神経衰弱ギリギリの演技、普通の人がやったらやりすぎくらいがジムにはぴったり。一方、ユアン・マクレガーの方はオビ・ワンがこんな役を?というくらい、きれいでかわいい。意外な一面を見せてくれた。ストーリーは、実話だとはとても思えない信じられない逸話の連続で、「ありえない~」と思い続けた。事実は映画より奇なり???

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瑞

4.0なかなか

2010年11月17日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

面白い。
ジムキャリーは流石と言えるがユアンマクレガーも素晴らしい。

ホント可愛い男の子を演じられてました。

見る前の期待感を越えるほどではありませんでしたが良かったです。

しかしメイクも有るかとは思いますが、ジムキャリーも老けたなと思い少し悲しくなりました。

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もひやん

3.51本取られました

2010年9月3日
PCから投稿

楽しい

実話ってことに驚きだけど、役者2人が光ってる。特にユアン・マクレガーの乙女っぷりときたら…(笑 こんなユアンにときめいてしまう女性は多いのでは?

ただのコメディ調かと思いきや、いやはやなかなかどうしてグッとくるものがあります……なのに、最後の最後であのどんでん返し。1本取られましたよ。

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α

4.5実話だからすごい。

2010年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

これが実話だと思うと、やはり面白くて興奮しました。
若干ジム・キャリーならではのキャラクターの脚色はあったと思うけど、とても良くできている映画だと思います。
架空の物語より、やはり説得力もあるし、すごい!

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pekouran

4.5ユアン、可愛すぎ!!

2010年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

萌える

ユアンが超・超・超かわいい~~~~!!!

女のワタシが見ても、
「あーーー、守ってあげたい」と思ってしまうほどのかわいさです。
いやー、女としてワタシに足りないモノを、いやというほどわからせてくれました

そんなユアン演じるキュートなフィリップに一目ぼれするのが
ジム・キャリー演じるスティーヴン。
警官で妻子もあった彼だったが、自分を捨てた実母と会い、
拒絶されたのをきっかけに
“自分らしく”生きようと決意。
彼の“自分らしく”とは、ゲイとして生きること。
ところが、カッコいいゲイとして生きるのは、おしゃれも遊びもお金がかかる。
仕事もやめてしまった彼は詐欺師になるが、あえなく刑務所行きに。

そこで、フィリップと運命的な出会いをする…

あれゆる手段を使って、刑務所の中でもフィリップを守るスティーヴンは
あまりにも激しすぎて、もうあっぱれです。

そして、もう一つ激しすぎるのが、
ゲイムービーならではのかなりトゥーマッチな下ネタ。
ワタシは大笑いしちゃったけれど、あそこまで濃厚だと
ダメなヒトもいるでしょうね、、、

ばかばかしいほどのトゥーマッチな中に、一途で真摯な思いがあったりして、
笑いながらホロリとしてしまうような秀作です。

しかし、これが実話とは、、、、
さらに、本作のほぼラスト、スティーヴンの裁判のシーンに
なんと本物のフィリップさんが登場していますっっっ!!

ユアンほどの美青年ではないけれど、
なんともかわいい~オーラのおじちゃん。

映画を見る方は絶対要チェックですよーーー♪

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めぐ吉

4.5フィリップ君を愛してる

2010年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

実話というのが・・・いろんな意味でコワいです。妻の立場としても、同じ所に収監される方としても・・・。

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houkamuri

4.0本当によくできた実話

2010年3月27日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

ジム・キャリーとユアン・マクレガーが牢獄で出会ったゲイカップルを演じる…その設定だけでもおもしろそうなのに、あまり話題にならなかった本作。

しかし、普通におもしろいです、これ。楽しめます。2人の演技も良いし、コミカルでスピード感があり、終盤の展開には引き込まれる。よくできた脚本。と思いきやこれが実話なのだからまたすごいですよね。

今回は短めのレビューにします。というのは、説明や能書きなしに観たほうが絶対楽しめるから。実際、私も今回は基本的な設定やキャストしか確認せずに観ましたが、それで正解。実話ベースの作品ですが、観る前に主人公のスティーブについて調べる、なんてことはしないほうがいい。そうしないと最後、話に入り込めません。必要なことは全部映画の中で説明してくれるから、なんとなくタイトル気になった程度でも楽しめる。

そして最後に言いたいのは、フィリップ役のユアン・マクレガーの超絶キュートさ!あれにはやられました。あんなに可愛いゲイは観たことがありません。。。

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百もも

4.0ゲイカップルにまさかの胸キュン

2010年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

知的

萌える

これがまた実話だって言うのがスゴイ。
そして、まさか(ジム・キャリー)と
(ユアン・マクレガー)のラブコメ?を
見る日が来ようとは!(笑)

二人とも40代の結構いい年のはずなのに、
気持ち悪いはずのキスシーンがこれがなんとも
ミラクルで可愛いく感じるなんて!(笑)

(ユアン)の可愛さに至っては観賞後ニヤニヤしちゃうほど。
特別女っぽい仕草をしているわけでも、オネエ言葉も
使ってないのに、見事な繊細な乙女っぷりが必見です。
こんな乙女な(ユアン)に胸キュンする日が来るなんて
誰が想像したでしょう?(笑)とにかく上手いです。

熟年してきた(ジム・キャリー)も相変わらずな
しなやかな身のこなし(顔のこなし?)で(笑)
IQ167という天才的な頭脳。もっと他に使ってれば
どんなに大成していたことかと思うと勿体ない(笑)
数々の嘘や詐欺行為は罪にちがいないんだけど、
この愛ゆえの悪気のない感じがどうも憎めないです。
好きな人に愛を伝える為だけに詐欺と脱獄を繰り返し
困り果てた判事も異例の懲役167年!
ここまで愛し愛されるのもある意味羨ましいです。

最後の最後まで、どんでん返しにも満腹で
終始お腹がくすぐったかったわ〜♪

余談)最初の恋人のジミーちゃん(ロドリゴ・サントロ)
「300」で美しい敵役クセルクセスをやってた人なんね。
素顔はこれまた違う印象だけどやっぱ男前〜♪

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harizo

3.5ここまで愛し愛されたら本望でしょう

2010年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

知的

これ実話ベースなんですよねぇ
ここまで愛を貫けるなんてすげぇなぁ
あと、この人、頭良すぎですよ

~~~

とてもリラックスして楽しませてもらいました。

愛のために、ここまでしてしまう行動力にも
圧倒されましたが、ここまで数々の詐欺を考え出し
実行する行動力の、頭脳明晰さにも驚かされました。

もっと他の分野で、この頭のよさを生かせばいいのに、
と思うわたしは、立派な凡人なのでしょう(苦笑)

大事故を起こした後、
「自分に正直に生きる」と決意しながら
詐欺を働き、嘘を言い続けて生きる矛盾。

本当、人生とは一筋縄ではいかないものです。

ただ、嘘といっても、
嘘から出た真っていうのもあるのは事実で、
仮病のつもりだったのに、気づいたら本当に
その病気にかかってしまったなんてこともありますからねぇ。

本当、人生とは一筋縄ではいかないものです。

☆彡     ☆彡

詐欺で終身刑なんて
後にも先にも、この人だけではないでしょうか。

愛しぬくために、
嘘をつき、脱獄を繰り返す。
ある意味、自分の夢・理想を
追い続けているわけですから、
犯罪者に対する表現としては
適切ではないかもしれませんが、
“素敵で素晴らしい人生”と言えると思います。

フィリップ、きみを愛してる!

大迷惑だっただろうけれども、
フィリップも、今後ここまで、
愛されることも、愛することもないでしょう。

フィリップにとっても
“素敵で素晴らしい瞬間”だったに違いありません。

本当、愛も一筋縄ではいきませんね。

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septaka

3.5ゲイ!ゲイ!ゲイ!ゲイ!

2010年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

3月15日渋谷HTCにて観賞
まずゲイ×4発というジム・キャリーの発言にはホントに飲んでたウーロン茶吹き出しました!
んで内容は特に
ユアン・マクレガーがまた新たな境地を見つけてしまったんじゃないでしょうか?
あまりにも繊細そうなユアンは見ていてほっとけない!って感じ
作品自体もそんなに「ゲイ気持ち悪っ」て印象も無くケラケラ笑いながら何も考えないで観られます。
なんかジム・キャリーの走る姿って笑えるなぁ。ついでに結構カッコ良い顔だったりすると再認識しました。
おススメ!

ところで原作の主人公を本気で見てみたいって気になったのは俺だけ?かなり興味ある人間だ!

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ゲオルゲ・ハジ

4.5楽し〜〜!そして、実話ってのがびっくり

2010年3月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

IQ169の天才詐欺師が、あの手この手で、一目惚れした彼女(?)のために奮闘する姿が楽しい!一見、異色のラブストーリーに見えるけれど、誰かを好きになった事がある人であれば、その気持ちは理解出来るはず。

キャストではジム・キャリーもいいけど、圧巻なのはユアン・マクレガー!本物にしか見えない好演を見せていて、映画を観た人は「ユアン・・・かわいい!」と思うはず。

しかし、これが実話に基づいてるってのがびっくり。終盤の展開には誰もが息を呑むことだろう。オススメです!

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ダース平太

4.0プリズン・ブレイクシーンはイマイチだけど、空前絶後の大ペテン師映画だ。

2010年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 コミカルな天才詐欺師でしかもゲイという役をやらせたら、ジム・キャリーがまさにはまり役。彼のファンなら、必見の一本でしょう。ベッドシーンも体当たりでこなしていました。いやはや対した役者根性です。
 そして恋人役が、ユアン・マクレガーというイケメンのヤサ男だったので、ゲイという違和感をあまり感じさせませんでした。

 ストーリーは、まず主人公のスティーヴンが普通の結婚生活を営んでいるノーマルなシーンから始まります。妻と教会に行き、オルガン奏者として活躍するありふれた家族の映像。しかしスティーヴンには秘密があったのです。
 ある夜のスティーヴン夫妻のごく普通のセックス。でも下半身のアップから全身のアップにパンすると、なんとまぁ、スティーヴンの相手は男ではありませんか!そうです、彼は、ゲイだったのです。この切り替わりには、大笑いしてしまいました。

ジム・キャリー作品だけに爆笑シーンも満載ですが、その側面にはスティーヴンの自分探しというテーマも潜んでいました。そのため何度かカットバックされて、彼の生い立ちが示されていきます。
 スティーヴンは、赤ん坊のときに養子に出された事実を養父母から聞かされ、そのショックが癒えませんでした。警察官になったのも、その立場を利用して自分を見捨てた実母を探しあてねためだったのです。しかし、実母に詰め寄っても、冷たく門前払いを食わされのでした。

 その交通事故に遭って真摯の状態のなかで「啓示」を受けたスティーヴンは、「自分に正直に生きること」を決意。ゲイであることを家族にカミングアウトして、単身フロリダへ移住します。そこでラテン系のジミーと知り合い、気ままなゲイライフを満喫するのです。けれどもジミーを喜ばすために、プレゼントのほか、高級クラブやら、フィットネス・ジムやら、レストランなど贅沢三昧。すぐに資金繰りに困ってしまいます。そこで、IQが169のすごい頭脳の持ち主だったスティーヴンは、いろいろな苦肉の策を「考案」していきます。しかし、そのどれもが詐欺行為でした。それでも彼には全く悪意はありません。きっと、潜在意識的には実母捨てられた人への仕返しとして、彼を無意識のうちに犯罪へと駆り立てたのでしょう。
 その手口は、わざとスーパーの床にオイルを垂らし、転んで怪我して治療費をせしめたり、何枚ものクレジットカードの偽造して使ったり、その才能を発揮します。
 一度捕まって、刑務所から脱獄した後も、医療保険管理会社の財務担当者にまんまんと就職ししまうするほどの凄腕だったのです。そこで落ち着けばよかったものの、長く努めると詐欺師の虫が騒ぎ出し、その会社の金を横領して、またまた捕まってしまいます。

 テキサスの刑務所に移されたスティーヴンは、金髪で青い目をしたフィリップに一目惚れ。そこからラブコメの定番のように、ふたりの出会いと別れを綴っていきます。常識を越えたあの手この手を使って、なんとかフィリップと同房に移送させようとするところが、いじらしいのです。
 自分だけが別の棟に移送させられてしまうと、釈放書類を偽造したり、一般市民や医者の服を手に入れたりして、何度も脱獄を試みる始末なのです。
 ただ大胆なプリズン・ブレイクの手口を考案したスティーヴンでしたが、残念なことに中盤からテンポアップして、その華麗な手口をじっくり描き切れていません。
 結局4度も試みて、そのたび逮捕されてしますが、かなりその過程を省略されてしまいます。それと詐欺師ということがフィリップにバレて、別れてしてしまったあとのふたりの関係も、かなり省略されているのです。お互いの気持ちの変化がはっきりしないことが不満として残りましたね。

 そしてスティーヴンは、文字通り生命をかけた大勝負に出るのです。
 脱獄後再逮捕されあげく、フィリップとは別な刑務所に収監されたスティーヴンは、突然不治の病にかかって、瀕死の状態になります。そのことを知ったフィリップは独り嗚咽します。そのピュアな思いには、見ている方も思わずもらい泣きしたものでした。ああ、これでこの話はもう終わりなのか、でも単純なストーリーだなぁと思っていたら、ありゃりゃ大違い!
 スティーヴンという天才詐欺師の本領は、この瀕死の状態(同じシーンがプロローグにも登場して、伏線として彼の死期が近いことをくどいように暗示していました。)から始まります。なんという大どんでん返しでしょうか。実話に基づくものとしては、空前絶後の展開といっていいでしょう。もう開いた口が塞がらないほど、びっくり仰天させられたシーンとなりました。
 天才スティーヴンがどんな大勝負に打って出たのかは、スクリーンでぜひ確認ください。

 本作で印象に残るのは、冒頭とエンディングで描かれる雲です。雲は、形を変えて何にでもなれます。自由のシンボルです。それに比べて、一切の自由を拘束されてしまった主人公のスティーヴンが病室や監獄での自由を奪われたところをかぶっていきます。その対比させたシーンが凄く印象に残りました。

 奇天烈な男の人生が描かれる作品でした。でも、ひっょとして監督は、見ている側の観客の固定概念をおちょくるために、ゲイの恋愛ドラマを描いたのかも知れません。
 ~自由な発想のために。

●実在のスティーヴン・ラッセルについて
 余りにも簡単に脱獄してしまうので、90年代当時のテキサス州知事だったブッシュは困ったあげく、特殊な独房にスティーヴンを閉じ込めてしまったのだそうです。
 ちなみに現在52歳になったスティーブン、テキサス州の更生施設にて144年の懲役刑を受け重罪の為独房監禁されています。そのため外部との接触もほぼ出来ない状態にあるようです。
 映画が公開されるにあたってスティーブンは、刑務所内でちょっとした有名人になって看守からたまにサインを求められたりしているのだそうです。演じたジムとユアンについては正確に演じられていて心打たれたと取材した記者に語ったそうです。

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流山の小地蔵

4.0ハートフル

2010年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

幸せ

始めはゲイの映画なんてと思っていましたが奇想天外とっても楽しく観られました。元気わきました、映画をみて落ち込むのもありますがこれは楽しいです。あんなに愛されてみたいなと。。

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キット

3.0ユアンが可愛すぎ!ジムは悪人面すぎ!

2010年2月26日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

萌える

試写会で観賞。

実話を元にした映画ということですが、何と言えばいいのか、、、
この、正直「本当にあった嘘のような実話」を映画にする場合、いろんなバリエーションが考えられるような気がするのですが、実話を元にしながらナンセンスコメディの様な路線にしちゃったところが、ある意味スゴイ、、、なあと。
自分は異性愛者なのですが、同性愛者の方が見たら、どういう印象持つんだろう、この映画に対して、と思いました。若干、ゲイであることを笑いに繋げているような部分もあるんですよね。気にしすぎかしら。

どうせなら、愛とか感動とかそんなの微塵も感じさせないようなナンセンス&ブラックコメディ路線でカッ飛ばして欲しかったかもー。ヘンにいいシーンがあると、逆に違和感があったりするんだもん。

でも、一番の見どころは、ユアン・マクレガーの殺人的な可愛さでしょう。
すんごーーーーーーーーーーく、かわゆいです。
笑顔が。
泣き顔が。
堪りません!
あー、可愛かった。
ジム・キャリーは悪人面すぎて笑えます。ほんと、ハマリ過ぎ!
振り返ると、『マスク』のときとかって、ジムが大男っていうイメージなかったんですけど、おっきいですよね〜。今回、その体格がすごく生かされてたと思いました。減量もお疲れさま。。。

R15ついてますが、これは性的描写の影響のレーティング?
ベッドシーンはちょこっとありましたが、そんなに過激な性描写あったっけ?って思うけど、過激じゃなくても同性愛モノだから厳しくしてあるのかな。
暴力シーンや流血シーンもそれなりにありますが、そっちもそんなに過激でもなかった、と思います。

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shinamon