劇場公開日 2009年9月12日

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プールのレビュー・感想・評価

全28件中、1~20件目を表示

5.0流れる癒しの時

2022年5月12日
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子供が自分で選んだことを尊重する姿勢や自分の自由を謳歌して、誰のせいにもしない人生を歩む姿を見せるのは、自分の人生に責任を取るということを口だけではなく背中で子供に教えているのと同じ。
家族のためにと我慢に我慢を重ねて、不幸になる、その責任を家族に負わせるより余程素敵です。
子供を置いてタイへ行ってしまった時の子供の年齢にもよるけれど、高校生の時とかなら全然OK。

人はいつか死ぬこと、一瞬一瞬を自分らしく大切に生きること、家族とは?を込めた作品だと思います。
映像や雰囲気が癒し系なので、眠くなりますが、会話や間の取り方が素敵で、とても良い映画でした。

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ハート

2.5かもめが好きだから、という人は注意!

2021年11月13日
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かもめ食堂やめがねの監督(荻上直子さん)とは別の方が監督しています。

演者、物語のテンポ感など似ているものの、上記の作品の様に惹きつけられるものがないのでガッカリ。

独特な音楽の使い方とか、ファッションとか、クスリと笑えるやりとりとか、そういうちょっとした魅力という物が感じられず、、、。

小林聡美さんの自由奔放なキャラクターも、上記2作品はそこに内包された気遣いや共感する普通の人っぽさがあったけど、ただ自分の好きな様に振る舞っている冷たい人にしか見えず、他のキャラもそんな感じ。
11月のプール並。

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かっちゃん

4.0タイトルのイメージから離れた舞台

2021年6月21日
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鑑賞方法:VOD

タイのチェンマイにて。
いつものメンバー、いつもの雰囲気。
子供を置いてタイに行ってしまうとはとんでもな母親だけれども。
小林聡美目線からするとアリですけど、子供目線からは複雑よね、きっと。
実際に、娘のさよが寂しかった思いを吐露しているシーンがある。

加瀬くんはすごいなぁ。
こういう役が許される人ってそんなにいない気がする。

すてきな景色に市場にお家にインテリア。飯島奈美さんのほっこり飯といい、定番化しててもうらやましい。心が汚れてて素直に受け取れないとこもあるけれど。
歌のシーンも子役の子の声が好み。小林さんも弾き語りできるんだなぁ。いい声だった。

客が来るでもなく、金の流れが見えない。
あんなゆるさで生きていけるなら、みんなそうしたいよね。

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osinco

4.0人の「縁」について

2020年12月14日
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血が繋がっていなくても、一緒にいるからできる「縁」。離れていても家族だから歩み寄れる「縁」。近くで生活しているから生まれる「縁」。外国が舞台だからこそ、出てくる人たちが縁によって出来たサークルが浮き彫りになっている。遠くから、淡々と、優しく流れていく映画。

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かん

3.5やりたいことをやるということの重み

2020年11月13日
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「かもめ食堂」「めがね」はじめ、小林聡美さん主演の映画を見ていると、良いのか悪いのかうとうとしてしまいます。今回もそうだったのですが、都会の喧騒と一線を画した描写がそうさせるのでしょう。今回は母と娘とのすれ違いが描かれましたが、やりたいことをやりたいときにやるということについて、誰もがそういった考えを理解してくれているとはかぎらないのだということにハッとしました。とにかく思い立ったら即行動に移すのが是とされる世の中ではありますが、自分が好きなことをやって、かつ、身の回りの人たちもそれを喜んでくれるということは、決してあたりまえではないということでしょう。もちろん、考え方は十人十色であってよいと思うのですが、自分がこれまでやってきたことが、ひとりよがりでがなかったかと振り返る必要はあると思いました。

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Kohei

4.0ゆったり

2020年11月9日
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単純

幸せ

シリーズファンとしては、今回割とメッセージ性があるのでびっくりしました。

穏やかな時間が流れるこのシリーズが大好きです。

焼きバナナ(だったかな)が食べたい。

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MAMI

2.0 また荻上直子の映画なのかと思っていた。スローライフに憧れる女性も...

2020年7月30日
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 また荻上直子の映画なのかと思っていた。スローライフに憧れる女性もおかげで増えたことだろう。しかし、大森美香の脚本家としての才能は認めるけど、この映像はだめだ。定点カメラと思い切り引きの映像。常に説明調の会話は映像の欠点を補うためだけのものじゃないかと疑ってしまう。それに・・・親子の確執での、「大丈夫だと思ったから放っておいた」みたいな会話はどこかで聞いたことがあるぞ。

 願い事をして飛ばす筒状の“コムローイ”という熱気球が印象的ではあるが、ただこれだけの映画といってもいいかも。自宅鑑賞のため、とにかく眠くなり、一気に見ることができなかった・・・

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kossy

3.5長閑なタイの風景に癒されるが、ストーリーは単調…

2020年5月6日
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単純

幸せ

小林聡美、もたいまさこ、伽奈、加瀬亮…
パンとスープとネコ日和のキャスト集結。
ゆっくりと流れる世界観が好き。

さよは、娘を置いてタイ・チェンマイへ行った
母・京子に会いに行く。
ゲストハウスで働く京子は、
オーナーの菊子、タイ人の子供のビー、そして
ゲストハウスを手伝う市尾と楽しく暮らしていた。
さよは、そんな京子の様子を見て、戸惑いを隠せない。

娘を置いて出て行った母の自分勝手さを許せないさよと、
自分の好きなことをして生きるべき!と
信じてやまない京子。
二人の気持ちの違い、さよの気持ちの変化を描く。

タイ・チェンマイの長閑な風景と
開放的なゲストハウスに、心が洗われるが、
ストーリー的には、あまり起承転結がなく
淡々と過ぎていく。
また、伽奈は独特の世界観を持っているが、
なんせ演技が大根!
さよに感情移入できなかったのが本当に残念…

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うさぎ

4.0【今作と”かもめ食堂”と”めがね”の微妙な違いって何だろう・・。】

2020年3月19日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

 私はどの作品も好きではあるが、

 ”心底疲れ切っている時に観る”順番は、
 1.かもめ食堂 → 家で見ていると家人に”呆れられつつも”体調を心配される。
 2.めがね → ”あら、今日は”かもめ食堂”ではないのね?”

  で、10番目位に今作が来る。

 出演者:小林聡美・もたいまさこは鉄板。
     ”めがね”から 加瀬亮 が加わる。

 重要なポイント:フードコーディネーター 飯島奈美 さんも盤石の構えで映し出される料理の数々は相変わらず、とても美味しそう。

 舞台:”かもめ食堂”はフィンランド
    ”めがね”は日本の”南国の離島”

    そして、今作はタイのチェンマイが舞台

 勝手に”大人の男の癒し映画ベスト10”なるものを決めているが、ベスト1は”かもめ食堂”である・・。

 すいません。プールのレビューでした・・。

 10年以上前の映画であり、内容は詳しくは語らない・・・。

 が、簡単に述べると、
 母(京子:小林聡美)が、自分(さよ:伽奈)を置いて、数年前に家を出てタイに行ってしまい、困惑の想いを抱えつつ、母に会いに行く娘から見た母と周囲の人達の姿を大きな出来事があるわけではなく、淡々と描く映画である。

 <印象的な部分は多々あり、>

 ・さよが、ビー(タイの少年:母はいるが育児放棄された感がある。)との関係性をゆっくりと深めていく様子・・
 ・市尾(加瀬亮)という京子が働くゲストハウス従業員の達観したかのような優しき佇まい・・(加瀬さんは、こういう役が本当に合うと思います。)
 ・ゲストハウスのオーナー、菊子(もたいまさこ)の菩薩のようなアルカイックスマイル・・。

 ・ワットムーングンコーンの涅槃仏と周囲の風景・・。

<白眉の場面は・・>
 ・夜、皆でゲストハウスのプールサイドから皆で”コムローイ”(タイで冠婚葬祭の時に飛ばされる凧のような紙製の細長い紙袋)を空に解き放つ場面。美しく幻想的・・。

<結論>

 1.とても、疲れている時には、”かもめ食堂”
   ゆったりとした映像から”元気を貰える”から。

 2.少し疲れている時には、”めがね”
   主人公が”疲れを癒す”様が伝わるから。

 3.疲れていないけれど、
   ぼんやりと南国気分を味わいたい時は”プール”
   (そして、親子の関係って何だろうってことを”ぼんやり”と思う)

<という訳で、その日の体調、気分によって見分ける3つの映画。
 どの作品も、面白いです。>

<2009年9月 劇場にて鑑賞。その後、一年に一度程度、DVDにて鑑賞。>

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NOBU

4.5いいなぁ、

2019年10月4日
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鑑賞方法:VOD

二度目の鑑賞。いい。このメンバーと、猫と、美味しい食べ物と、歌と、自然があったら、その世界になる。のほほんとしてるけどそれぞれの人物には複雑な人生があって、背負いながらここに自然と集まった。病気や家族の悩みよりも、ここにいる、ということだけが幸せで、大切だ。

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いつこ

4.5眠っても許される映画

2019年9月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

寝られる

背景に流れる音は自然音、生活音。
会話も少な目。
ストーリーもゆるーい。

死ぬならこんな感じがいいな。
いや、死後の世界がこんな感じならいいな。
本編に死は無かったですけど
そんな風に感じた。

生の生々しさが無い映画で
解き放たれたいときに
半分眠るくらいの気持ちでみるといい。
だから何度か見直したくなる。

とりあえず死ぬまでに
涅槃像を見に行きたくなりました。

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acorn

3.0子供のときの自分が母親に対してどう思っていたのか本音を言う場面、ビ...

2018年3月5日
iPhoneアプリから投稿

子供のときの自分が母親に対してどう思っていたのか本音を言う場面、ビーが本当の母親であると思われる人に対して気持ちを汲み取った返しをするところ以外は劇的な場面はない。不思議なつながりがあり、素朴で気取らなく優しそうで個性的な人たちが自然体の演技をする。足音が聞こえるくらい静かな映画。

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collectible

2.0タイの空気を味わう映画

2016年10月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

明るい光の中で穏やかに波の立ってないプール。
まさにそんな穏やかな作品だった。
作品を覆うタイの空気、異国感が良い。
そしてキョウコさんたちの着てる服がみんなかわいい。

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ゆめ

3.0微妙に納得できない部分もあったので、癒され度は程々

2016年9月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

寝られる

「かもめ食堂」「めがね」と同じようなスローライフムービーでも、監督が荻上直子監督から大森美香監督に変わったからなのか、雰囲気的には似ているようでも趣は異なるところがあって、個人的には微妙に前二作ほどは嵌らなかったですかね。
食べ物もバナナフライ以外はそれほどそそられなかったですし、タイ感もそれほど前面には出ていなかったですから、のんびりとはしていましたが癒され度としては程々と言ったところでした。
ただでさえ何も起こらないシリーズなのに、今回はユーモアにも欠けていたので、より掴みどころが無かったなと・・・。

小林聡美が演じた母・京子の生き方にも、いまいち共感できず。
自分のやりたいように、好き勝手に生きている京子は、ある意味まさに理想的な生き方で、うらやましいとも思いましたが、一人の親としてはこの生き方はどうなんだろうか、もし自分が京子の子供だったらと考えると、納得は出来ないかなぁ。
終盤、ようやく親娘が本音で語り合うシーンが出てきてどうなるのかと思ったら、やはり全然納得できなくて、ちょっと拍子抜けでしたよ・・・。

子供への信頼感?でも、もう少し子供の気持ちも考えるべきでしょう。
大人になってからなら、このぐらいの距離感の方が親子関係はうまくいったりしそうですけどね。
ただ親ではなく、一人の人間としてならば、一度しかない人生、自分の好きなように生きるのは本当にうらやましい限りです。
また演じているのが小林聡美だと、全然納得できないのに、まあそれもいいかもと思わされそうになるから何か凄いですよね。
娘役の伽奈は逆に演技が終始硬かったですが、しっくりいってない親娘関係を思えば(娘目線でですが)、この硬さは雰囲気的にむしろ良かったのかも。

題名となったゲストハウスの「プール」の存在も、何か象徴的で印象深かったですね。
水が綺麗でゴミ一つ無い静かな佇まい、まるでもたいまさこの菊子や加瀬亮の市尾やビーや京子の関係性を示しているようでした。
誰も心の奥底には踏み込まず、波風立てない関係性、でもそれが心地良い、まるでオアシスのような場所、こんな場所でおいしい食事をしながら楽しく生活し、人生の終幕を迎えられたら、それはそれで素晴らしいことなのかも。
どうやって生活が成り立っているのか微妙なのは、突っ込んじゃいけないんでしょうね・・・。

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スペランカー

4.0人生のパラレルワールドを見た気がした。

2016年8月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

自由奔放は母と振り回される娘。
母は自分を日本に残しながら、タイで親のいない少年と暮らしていた。
自分のやりたいことを自由奔放にやるという選択をした場合、
こういう風になるのね、となぜか自分の人生のパラレルワールドを見た気がした。
ただ気になるのは、これ荻上直子監督じゃないんだね(笑)

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うえあおい

4.0ゆったり

2016年4月14日
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いつかここに行ってみたい。

とても穏やかでゆったりした映画の中に
家族愛がとても溢れている映画

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sngu

2.5好きに生きる。簡単そうで難しい。羨ましい。 いい家ですね。あんなと...

2016年1月29日
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好きに生きる。簡単そうで難しい。羨ましい。
いい家ですね。あんなところでのんびり過ごしたい。もたいさんはなくなったの?
この映画、何かを求めちゃいけません(笑)

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はむひろみ

4.0うっとり

2016年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

幸せ

寝られる

『プール』なにも起きない平和感が良い。(事件が起きたり、ドンパチやるのは面白いが疲れる。)
ストーリー、単純。ほぼ無し。だがそれが良い(少し見逃すと話が分からなくなるわけでもなく)
完全なる癒し映画。それでいて前向きな気持ちになれる。仕事が忙しくて疲れている時、何気なく観て明日からまた頑張ろ~って思えるような。

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iineeiga

4.0何かを求め続ける空間から 何を感じる空間へ

2016年1月1日
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楽しい

幸せ

忙しい日常を忘れさせ、
時間がゆっくり流れる。

そんなひと時を味わえる映画でした。

誰かが話していましたが、
あまりにゆったりで……寝ました。

でも、それさえ、
「しまった」と
残念に思うことなく、

「また、みればいいか」
と思わせてくれた映画。

何かを求め続ける空間から
何を感じる空間へ

身体をすっと通り抜けていく。

今まで、何か言葉を求めて映画を見ていたきらいのあった私が、初めて出逢ったヒーリング映画とでもいうべき作品でした。

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Narumi

3.5シンプルは美しい。 ゆっくりまったり流れる時の流れが 人間の面倒く...

2015年3月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

シンプルは美しい。
ゆっくりまったり流れる時の流れが
人間の面倒くさい感情を洗ってくれる
そんな、風がタイのプールサイドには流れてた。
なんてったって小林聡美の歌と
加瀬亮のゆるい服装とか猫背っぷりとか、細さとか、…まぁ全部!が良かったー好きだー!!

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きりん