劇場公開日 2009年11月7日

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「超能力は超人の前触れ」PUSH 光と闇の能力者 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5超能力は超人の前触れ

2018年6月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

興奮

国家の極秘機関によって密かに育成された超能力者たちの善と悪の戦い。
…と聞くと『X-MEN』を思い出すが、むしろ邦画の『ストレイヤーズ・クロニクル』っぽい。
あちらは駄作だったが、そこはハリウッド。B級感は否めないが、見せ場は抑えたサイキック・アクション。

機関から逃れ香港に身を潜めていた能力者の青年の前に同じく能力者の少女が現れ、機関から逃げ出した女性を一緒に探して欲しいと頼まれる…。
逃走、敵との戦い、陰謀…話自体はシンプル。テンポも軽快。
超能力を駆使したスタイリッシュなアクション。
念頭力、予知、そして他人に偽りの記憶を押し込む事が出来る最強の記憶操作能力などなどなど、各々持つ超能力もそれぞれでユニーク。

…だけど、心底楽しめなかったのは、その数々の能力。見所が難点でもあった。
能力には呼び名があるのだが…、
ムーバーとか、ウォッチャーとか、プッシャーとか、他にも色々。後、何だったけ…?
そうそう、ディビジョン…って、これは機関名だった!(>_<)
このように途中でこんがらがってしまい、何か途中から話に集中出来なくなってしまった。
それに加え、メイン以外の能力者たち、どんな超能力だっけ…?
多彩な超能力を見る分にはいいが、ちとそれが仇となり…。
一番記憶に残った超能力は、ムーバーでもウォッチャーでもプッシャーでもなく、スゲー顔の大声超音波だったりして…。
また、一度言った事を否定するようだが、超能力アクションやテンポはいいが、やはりどうしてもこぢんまりとした印象が…。
スケールか捻りか迫力か、何かもうひと味欲しかった気もする。
飽きはしなかったが…。

2009年の作品。
2度超能力を身に付けてから、クリス・エヴァンスは超人軍人になるんだね。

近大