劇場公開日 2009年10月31日

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「鑑賞するたびに違う発見や感想がありそう」母なる証明 septakaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0鑑賞するたびに違う発見や感想がありそう

2009年11月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

男ですが、
ウォン・ビンさんの大ファン。

それは、
特典のポストカード目当てに
前売券を購入してしまうほど。

現在、机の上に飾られてあります。
そして、お母さんと息子にジッと
見つめられながらレビューを書いています(苦笑)

★彡     ★彡

重い作品ですね
韓国国内公開10日目で
200万人動員ですか。韓国の映画鑑賞眼、レベル高いですね
それとも、兵役終了後5年ぶり復帰のウォン・ビンさん目当てかな

良質な作品と断言できます。
しかし、内容もさることながら、
夜や雨など、暗いシーンが多くて、
鑑賞後には、ドッと疲れが出てしまいました。

オープニングからして、
不思議なモードに誘われます。

ちなみに、
このシーン、韓国の母とも呼ばれる
キム・ヘジャさん、とても恥ずかしかった。
そんな、コメントも残してくれています。

また、監督によると、
このとき着ていた衣装にも
韓国に古くから伝わる言い伝えに
基づいているそうです。オープニングから
かなり力が注ぎ込まれていたわけですね。

少し話がそれました。
役者が恥ずかしがるということは、
イコール鑑賞者も、なんだこの映画は?
一筋縄ではおさまらないかもしれない?

そう、
頭の中がざわめき始めてしまうのです。
オープニングの掴みとして、これ以上はないでしょう。

もう、そこからは、
小道具の使い方も緻密で、
各々の人物の秘密も明かされて、
ズルズルと力強く引きずり込まれてしまいました。

終盤の事実にも驚き!

特に印象に残っているのは、
○○ターミナルである物を手渡しながら、
母を見つめるウォン・ビンさんの表情と眼差し。
そして、それに呼応する母の表情と眼差し。

短い時間でしたが、
わたしの頭の中では、
ふたりが口に出した
言葉以外のやりとりが浮かんでしまいました。

ラストの母の姿に解釈も
分かれるところでしょうが、美しい映像でした。

30回テイクを重ねたそうですが、
あの陽射し、まさか撮影1日だけじゃないですよね。
撮影全体では約5ヶ月かけたそうですが、あのシーンだけで
何日の日数を費やしたのかも、単なる好奇心ですが、とても気になりました。

注目のウォン・ビンさん。
あまりカッコよくなくてビックリ!!

まぁ、あの役柄なら
カッコいいはずもなく、
作品鑑賞後日本のインタビュアーが
顔を見せたウォン・ビンさんが作品と違い
あまりにもカッコよく驚いたのがうなずけます。

つかみどころがなく、
非常に難しい役どころでしたが、
見事に演じきってくれていました。
5年間、待った甲斐がありました(笑顔)

★彡     ★彡

ポン・ジュノ監督の作品。
実は今作が初めてなのですが、
他の作品にも興味がわいてきました。

septaka