劇場公開日 2009年12月12日

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「この作品で『ONE PIECE』を初体験した男性の感想」ONE PIECE FILM STRONG WORLD septakaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0この作品で『ONE PIECE』を初体験した男性の感想

2009年12月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

あ、よかった
普通に面白かったし、楽しめたんですけど(笑顔)

『空の境界』とか
『マクロスF~イツワリノウタヒメ~』

コアなファンに支えられたマニアなアニメを
ずぶの素人状態で観たときの難解さと比べたら、
初めての私にとってもストーリーは、遥かにわかりやすかったです。

おそらく、子供に強引に連れて行かれて
なにも知らないまま一緒に観るお父さん・お母さんもいると思いますが、
少なくとも同時期に上映されている『仮面ライダーW&ディケイド』より
ストーリーについていけます。そして、作品全体に戦闘がありつつも、健全で
前向きなタッチになっていますから、子供が今作を好きなことに安心できるのではないでしょうか。

子供に将来の夢を聞いたら、
「海賊」と答えた、という話を
耳にしたことがありましたが、なんだかわかる気がしました。

上映後、
制服を着た女子高生らしきグループも
「チョー、かっこよかった」と声を大にして話していました。
小さな層から、ある程度の層にまで、支えられているのが今作の強みなんでしょうね(笑顔)

◇   ◇

ひとつ。
原作者のリクエストとはいえ
よく実現させたなと感心したのはエンディングのミスチル。

たしか
『ワンピース』って、音楽はエイベックスのはずです。
ミスチルはトイズ・ファクトリーですから、どこかの
騒ぎではありませんが“特例措置”というやつなのかな、と、変なところが気になりました。

今、音楽業界はCDが売れないんで、
テレビアニメや映画とタイアップして
曲を売ろうとする戦略もあるんですよ。

代表的なところだと、
『名探偵コナン』。あそこは
GIZAレーベルが丸抱えです(記憶が確かならば)。

子供に夢を与えつつ、
裏側ではキッチリ、ビジネスをする。

0巻を求めて劇場に殺到したお客さんも必死でしょうが、
大人たちも生き残りをかけて、必死なんです(苦笑)

☆彡     ☆彡

私が
『仮面ライダーW&ディケイド』で大感動したのと同様、
原作などを熟知していて、今作を鑑賞した人は、わたしには
気がつかなかったような部分にも、気がついて、大感動するのでしょう。

なにも知らぬまま、
初めて観させてもらいましたが、
大スクリーンならではの迫力もあり、
シキ役を演じた竹中直人さんの巧さもあり、
飽きる時間もなく、楽しませてもらいました。

A-をつけさせていただきます(笑顔)

septaka