劇場公開日 2009年5月23日

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「甘くはない! 美少女超絶アクション!」チョコレート・ファイター 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0甘くはない! 美少女超絶アクション!

2019年7月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

萌える

『マッハ!』のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督による2008年の作品。
お馴染みのムエタイにカンフーの要素も取り入れ、超絶レベルのアクションがてんこ盛り!

敵対するタイのマフィアのボスの女と恋に落ちた日本人ヤクザ。
女は男を日本へ逃し、一人で子供を産み、育てる。
二人の間に産まれたのは、女の子。名は日本の言葉“禅”にちなみ、ゼン。

産まれながらにして発達障害のあるゼン。
他人とのコミュニケーション能力や一人で生きていける術も無い。母や幼馴染みが面倒見る。

そんなゼンだが、人並み外れた驚異的な身体能力を持っている。
投げ付けられたボールを見ずに軽々とキャッチ。時にはナイフも。
幼馴染みと見世物的なお金稼ぎ。
またゼンは、TVや映画などで見たアクションを一瞬にして覚える。
なのでゼンがよく見るのは、あの独特の怪鳥音が有名なカンフー映画(権利の都合上、映像は使えなかったらしい)や『マッハ!』など。

母が病を患う。薬などに多額のお金が掛かる。
多くの人にお金を貸していた母。
ゼンと幼馴染みは母の病院代の為、お金を返しに貰いにあちこち回る。
が、誰も彼も拒否。荒々しく追い払われる事も。
そんな時は強行手段。ゼンの腕っぷしの強さが物を言う。
そしてそれは、タイの裏社会にも知れ渡り…。

マフィアとの対峙。
母と娘のドラマ。
父との再会…。
ドラマチックな要素や展開は設けてあるが、正直ドラマ部分は…。
平凡というか、薄っぺらいというか、ありきたり。演出も演技もストーリーもお粗末。(日本人としては、阿部寛が一定の存在感を見せるのは誇らしいが)
でも、それを充分過ぎるほど補うのが、主演ジージャー・ヤーニンと彼女が魅せるアクション、アクション、アクション!

幼い頃からテコンドーを始め、黒帯も獲得。
新人ながら主役に抜擢。本作の為に4年間みっちり修行。
撮影時は20代半ば。そんな若い女性から驚異のアクションが次々繰り出されるのだから、もう彼女のアクションを見るだけでいい。
加えて、なかなかの美少女。

続編の企画もあったようだが、音沙汰ナシ。
ジージャー・ヤーニンもこれ以降目立った活躍無いのは残念!
タイのアクション・スターが時折ハリウッドに渡っているが、彼女もひょっとしたらひょっとして…!?

近大