劇場公開日 2009年5月8日

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「当たり前だけれど、こういうウォー映画でも女性の目線でみてしまう。」ウォーロード 男たちの誓い chocolateさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0当たり前だけれど、こういうウォー映画でも女性の目線でみてしまう。

2009年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武の3人が共演に喜んで、競演しているから、演技も迫力があります。スケールも見ごたえも十分。

ストーリーは、中国・清朝末期に、実際に起こった暗殺事件をもとにしたもの。盗賊のアンディ・ラウ、金城武が、ジェット・リーが義兄弟の契りを結び、乱世の戦いの渦中に飛び込む。戦は「義」のため、「義」とは貧乏だということで、武器を持っていないことで、略奪や殺伐されないようにするためという旗印のもと、金城武演じるウーヤンは盗賊仲間を惨死する。これを契機に本格的に戦に参戦していく。

エンドロールで暗殺の真相はわかっていないとあったので、解説を読んでみたら「ラストは魂を揺さぶられることだろう」とのコピーが。でも、これには反論あり。だってラストで評価を下げたな、というのが私感だから。

「義」のために戦ってきたのではなかったのか、ラストで義兄弟の契り「投名状」の誓いに背いたとして暗殺を企てるのでは、ウーヤン、命乞いしていた盗賊仲間はムダ死にじゃないか、4000人もの農民兵士を見捨てたのは「まんじゅう」のためだけか。なんてしらけてしまった。

女性がウーヤンにあっさり殺されない描写には、したたかさが感じられてよかった。いたく関心した。

chocolate