劇場公開日 2009年10月24日

「オッサンを泣かすなよ…(>_<)。」僕の初恋をキミに捧ぐ mori2さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0オッサンを泣かすなよ…(>_<)。

2009年10月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

萌える

青木琴美原作の純愛コミックの映画化。原作は、600万部突破なんだそうですね。昔なら恐らく読んでたと思うのですが、さすがにこの歳になると読めませんね~。

 “難病”“純愛”そして“平井堅の主題歌”という“3種の神器”が揃ったこの映画。そりゃあ、泣けるわなあ(^^;。もおね、女の子のすすり泣く声や、鼻をすする音が暗い映画館のあちこちから聞こえてきました。客層は圧倒的に若いカップルが殆んどでしたが、男の子も泣いてたかなあ?で、吾輩のようなオッサンはどうかと言うと、これが見事に泣かされました!それも開始僅か15分ほどで。だってね~、子役の子供たちの演技があまりにも一生懸命で、健気だったんだもん!でも逆に成長してからの本編(?)では、そんなに泣けませんでした。このあたり、やはり“親目線”になっちゃうんですね。アカン、やはりオッサンは若者と一緒には泣けませんわ(>_<)。

 少女コミックが原作ってことで、もっと甘々ベタベタしてるのかと思いましたが、意外と真剣に心臓移植のことなんかも取り上げているなあって感じがしました(まあ、さすがにあんなシチェーション…ドナーと移植希望者が、同じ病院にいる…は、実際には有り得ないと思いますが)。それに、少女コミック特有の“心地いいユルさ”が程良く加わって、充分大人の鑑賞に耐え得る映画に仕上がっています。主演の2人も、決して嫌味にならない適度な爽やかさで、“愛と死を見つめて”を熱演しています。特に井上真央チャンは、かわいらしさがどんどんグレードUPされていますね。もお、オジサンには堪りませんわ(^^;!あと脇を固める俳優陣も、若手からベテランまでイイ演技をみせてくれます。でも主役2人の父親役が、かつての“銀蠅一家”と「ビー・バップ・ハイスクール」出身者ってのには、笑ってしまいました(^^;。彼等がこの世代の父親役をやっちゃうんですから、吾輩も歳とるわけだわな~(>_<)。

mori2