劇場公開日 2010年1月16日

「チケットを取るには公衆電話が一番繋がりやすい!この忠告だけでも見る価値あり?」BANDAGE バンデイジ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0チケットを取るには公衆電話が一番繋がりやすい!この忠告だけでも見る価値あり?

2018年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 バンド中心の邦画が多くなってきた。『少年メリケンサック』、『デトロイト・メタル・シティ』、『ソラニン』、『BECK』・・・
 どちらかというと、マネージャーの成長物語?と感じるくらい、バンドのメンバーはある意味、商品でしかないような扱いを受けている。元からいるマネージャーのユカリ(伊藤歩)の強引な音楽性をけん引する姿を見ていると、プロの道を目指さなくてよかったとホッとしてしまう自分がいる。財津和夫が売れなかった元ミュージシャンで社長というキャラは面白いし、何かとはしゃいでいるディレクター(近藤芳正)も好感が持てる。

 バンドではボーカルのナツ(赤西)が中心のハズなのに、“オーラが出ている”ユキヤ(高良)や、すぐにキレてしまうアルミ(柴本幸)てのは現実離れしている。そんな中でも凄いと思ったのはドラム担当のリュージ(金子ノブアキ)!クレジットを見ても、どうも彼が叩いているようだし、本物だ!!(父親がジョニー吉長で、母親が金子マリ)単なる俳優だと思ってた(恥)・・・

 アサコがナツから強引なアタックを受けるものの、交換日記を始めるという純情な一面。その後のバンド活動の中で、彼女の存在がナツを狂わせていくような設定で、高校卒業と同時にユカリとともにマネージャーとなる。そのせいで「あんたはいつも遊びでやってんのよ」とアルミに詰られもするが、それが発奮材料となって、「元気」「勇気」なんて曲を作り、「元気」はオリコン(?)で1位を獲得。しかし、徐々に彼らの気持ちがバラバラに・・・ううむ。まぁ、解散には一般リスナーにはわかんないところがあるからなぁ。

 アサコはマネージャーを辞め、2年後にミハルと再会して、彼女のバンドのマネージャーとなるという展開だったが、この終盤が面白くない。マネージャーという職業が大好きになったということか・・・

kossy