劇場公開日 2020年2月21日

「全部、雪のせい。」シェルブールの雨傘 奏枝さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0全部、雪のせい。

2018年10月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

フランス語のミュージカルは初めて見ました。単語がちょいちょい聞き取れるな、くらいなのでわりと純粋に音楽を判断できてる気がします。音楽ステキ〜。
ヒロインのコートとワンピースがめちゃんこ可愛い。
ドールハウスの中みたいな家だし、家具も小物も全部作り物っ感がすごいあります。これって当時普通なのかな?
それいる??どこで売ってんの?みたいなもんばっかあります。

「僕を待っててくれるね?」なんて手紙で書いちゃって、いざ帰国したらこの有様。あちゃーって感じですね。子供いんのになぁ。

1部はなんだこりゃ〜って感じで、2部になってふーん?みたいな。でも3部で一気に面白くなります。なんか、勉強したことが全部繋がった感覚(なんやねん)。

唯一共感できたマドレーヌ。ほんとは前に好きだった人忘れられないんじゃないの?私は代わりなんでしょ?絶望の果ての選択でしょ?
っていう言葉はすごかった。腹割って話して良かったね二人とも。

「回り道をしてきたの」って言葉が全てじゃないですか。女は簡単に捨てるくせに、いつまでも相手の事嗅ぎ回っちゃうんです。
映画1本取れるような思いっきりの恋愛、何も考えずにやってみたい。

奏枝