劇場公開日 2009年4月25日

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「"男のロマン"の詰まった作品。」グラン・トリノ yururi74さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0"男のロマン"の詰まった作品。

2010年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

"男のロマン"というものを感じる映画。

クリントイーストウッド演じる主人公は偏見だらけの頑固オヤジのように見えながら、1本筋の通った生き方を貫く姿は「男らしい」し、カッコイイ車を所有することがステイタスという価値観もいかにも「男性的」。正直女性の私にはいささか理解しがたい部分もあったが、これを観ると男という生き物が羨ましく感じる。

ラストは"衝撃"というほどでもなかったし、非常にシンプルなストーリー展開だが、その中に人種問題や家族の問題、戦争が人々に残した傷跡、人間としての道徳観など、様々なことを考えさせられる要素が盛り込まれていて、色んな角度から捉えることができる作品だと思う。

「良い映画」とはこういうものだと久々に思える良質な作品だった。

yururi74