劇場公開日 2009年4月25日

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「いい死に方」グラン・トリノ mintoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5いい死に方

2016年8月22日
iPhoneアプリから投稿

どう生きるか考えることはどう死ぬかを考えることである的な言葉があった気がする。この映画はどう死ぬかを考えさせられる。施設に入って生きながらえるのか、大義を果たして死ぬのか。「俺の心は安らいでいるよ」のセリフ、すごくありがちなセリフなのにこんなに響いた映画はない。タオとの友情の生まれ方は唐突だったように思うが、自身の孫の対比だと思えばそこまで気にならない。宗教や、アメ車など、象徴的なアメリカ文化を舞台にして、イーストウッドの映画に対する姿勢や価値観がかなり色濃く盛り込まれているのにエンターテイメントとして成立させているのは流石天才。

minto