劇場公開日 2009年5月16日

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「地上波でもっとやってほしい」60歳のラブレター クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5地上波でもっとやってほしい

2019年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

深川栄洋監督作は「半分の月が~」「白夜行」と観ていて印象は良い方。今回誰かのお勧めでこれを観ましたが、正直ジャケット見て観る気が失せた。なんか和気藹藹してるな、ちょっと苦手かも。だからどんどん後回しになっていって、今では配信無料でも観られるらしい・・・。

結果すごく良かった。最初の中村雅俊の退職から帰宅で「おぅ!」と引き込まれた。
何が良かったって、いろいろ号泣ポイントはあるものの、それより3組のカップルの距離間が、顔見知り程度なのが良くて、画像の中で中村が中心の場面でもイッセー尾形がピンボケで通り過ぎるのとか、演出の技を感じる良い場面を数々感じた。そんなに台詞が多くないのもいいですね。(戸田恵子が原田美枝子の手料理に手を出すところとか)

で号泣ポイントは、イッセー尾形が家の押し入れから見つけたもの、戸田恵子に井上順の娘が一人で会いに行ったところ、戸田恵子に井上順が娘の手紙を届けに行ったところ、かな。井上順はホント好きな役者だ。

中村・原田夫妻は結末に納得はいかないが、まあ万事オッケーという事で。

構成の上手さは映画というより2時間ドラマ観てる感じがした。
しかし原沙知絵じゃなくても良くないか・・・。

クリストフ