ハート・ロッカーのレビュー・感想・評価
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商業主義の権化
派手な演出、エグい画、起伏の激しい展開、
そしてアメリカの正義を高らかに主張する対テロ戦映画。
アカデミー賞を目標に作られたんだろうなという内容。
演出や表現の手法がとても高度で、内容関係なしに生理的に反応してしまう。
アクション物としては秀逸だと思う。
一方で、戦争を題材にしてはいるが、
両陣営の文化の違いや政治、宗教観などはろくに描かれない。
心情描写も、派手な演出でゴリ押ししているだけで、
一般人が戦争災害として適当に思い描ける程度の描写しかなく雑。
ようは化学調味料をしこたまぶち込んだラーメンのような内容なので
そういうものとして出されればそれはそれで美味しいのだが、
なんかそこを隠して三ツ星料理に見せかけようとしているというか
高尚な社会派映画を気取っているらしいのが妙に癪に障る映画。
賞狙いの作品?
面白いし、社会的メッセージも強い。 間違いなく面白い!!
特に、脚本というか、構成というか、細部にまでこだわって作った感がある。完全にアカデミー賞を狙って作った、賞取り様作品だな、と思った。
傑作。
先日「アメリカン・スナイパー」を鑑賞し、今作が無性に観たくなりレンタル再鑑賞。
ジェームズの危険を顧みない行動、爆発物処理の緊張感と緊迫感、爆発物や任務中に起きる突然の死の恐怖…。さすが多くの賞を受賞した作品。再見と言えども重厚で見応えありました。
ジェームズが我が子に語りかけてる言葉がラストシーンにダブって切なく感じる。そう感じさせるジェレミー・レナーの演技も素晴らしかった。良作です。
傑作
傑作だろ。アメリカ兵士の中東での過酷な任務を描く。好きで行ってると書いてるかたいるが違うだろ。過酷な任務しつつわずかな家族との時間。スーパーシーンぎこちないように感じられるはこれは長い時間スーパーに行かないからやな。アメリカ兵士は家族だ。
視点は新しいが
最近のイスラム圏での戦闘、特に爆弾処理班にスポットを当てているところが新しい戦争映画。荒い映像がリアリティを出しているものの、兵士の日常を淡々と描き切れずエピソードの個々は悪くないと感じたが全体として冗長。
期待してただけに…
もっと戦争で狂って行く様を見せてくれるのかと思っていたけど、淡々と戦争の日々をやられて、戦争なんだからキツイのは分かってるよ、精神削って大変なのはもう分かったよ。と後半飽きてしまった。最初の「戦争は麻薬だ」の言葉に集約されてると思うのだけど、それには帰還して幸せな日々が待ってるのに戦場に戻る様をもっと見せて欲しかった。
僕には帰還しても初めから居場所がないから戦場にいる人。あ、でもそういう意味では戦争は麻薬って事か。
とにかく主人公が戦場が居心地良さそうで感情移入は出来なかった。
戦争とは誰の為のものなのだろう?
戦争における爆弾処理の男の話。
よくある戦争物とは確実に一線を画す本作は、戦争の意味や人間の本質を映し出す。これはヒューマンドラマであり、時代に一つのメッセージを照らす映画だ。
緊張感ある戦争リアリティ映画
直近の湾岸戦争(イラクの油強奪戦)の話。
第二次大戦のドイツやっつけ映画やベトナム戦争のリアリティ映画は多く作られ名作も多いが、直近の戦争なので若い人らはこっちの方がわかりやすいかな?
最近公開のアメリカンスナイパーの元になったような話。 違いがわからない。爆弾処理班かスナイパーかの違い。
ベトナム戦争映画みたいな衝撃やグロさが無いのは、デジタル戦争で、モニター越しに空爆したりゲーム感覚な現代戦のせいかな。
いつ爆発するかスリルがあって心臓に悪い。
イラクの兵士と市民の置かれた状況の疑似体験をさせてくれる
総合80点 ( ストーリー:65点|キャスト:75点|演出:95点|ビジュアル:80点|音楽:65点 )
イラクの治安維持は、誰が敵で誰が市民か判断が出来ず、いつどこから攻撃されるかわからないという不気味さがある。まるでドキュメンタリー作品のような現実感があって緊張感の張り詰める現場の雰囲気が伝わってくる。与えられた役割や義務を無視した主人公のとる勝手な行動には実際の戦争経験者からの批判もあるようだが、とにかくこれだけイラクにおける米軍の行動に肉薄した質感が素晴らしい仕上がり。「ブラックホーク・ダウン」ほどの派手さはないが、真剣な演出はそれによく似ている。それなのに、この映画はわずか1500万ドルの低予算で制作されたというのだから驚くばかりだ。
物語は一応危険に対する中毒ということが取り上げられてはいるものの、日々危険に直面する兵士の姿をひたすら描くだけで大きな流れはない。しかしそれがイラク市民と米軍兵士の置かれた状況の一端をイラクにいない視聴者にも理解させてくれるし、死をもたらすものたちが自分のすぐ近くのあちらこちらに潜んでいて、それらが突然に正体を現して襲い掛かってくるという怖さが映画としての面白みになっている。
いろんな意味で真面目な映画です
もちろんテーマは大真面目です。今のイラクの混乱をみるにつけ、このテーマの重要性はよく感じられます。また爆弾処理班に焦点を当てたこともこの映画の真面目さを感じます。この戦争特有の緊張感をとても如実に表す素材だったように思います。加えて撮り方も真面目だと感じました。最初は画面がグラグラして今どきな感じもありましたが、後半は次第に緊張を含んだ静的な雰囲気が出てきていたように思い、意外なほどに意外性を演出しないように演出していたように思います。
そして何より、こころの描き方が本当に真面目でした。ふとした交流によって微かに主人公のこころが揺れ始める、その微かさがよく感じられたように思います。
先入観なく、また期待とかあまりせず、何気なく観てみたという感じだったのですが、これは観て良かった作品だと思いました。
戦争に人生を吸われた男達
戦争映画では地味で、なかなか取り上げられない爆弾処理。
赤と青どっちを切るか…なんて馬鹿みたいなシーンはありません笑
前述の通り爆弾処理は地味です。が、言葉を変えれば一発で勝負が決まる、死ぬということ。
ここに着目点を置いた作品。
全てが爆弾処理というわけではないが、この映画は、そういった戦争に実在する"一発"と"緊張感"を大事にしている。ように感じた。
2人の主人公、一発に賭けるジェレミーと緊張感を大切にするアンソニーが対照的に描かれていて面白かった。
本当にアカデミー賞?
アバターを抑えてのアカデミー賞というので
見てみたら「え」というのが感想である
リアルな戦争を描いて「U・S・A、U・S・A」したいだけの作品
アメリカの愛国心を煽るタイプの映画、日本人が見ても全然おもしろくない
戦争の悲しさを描いているのかもしれないが…
しかも実際はそれほどリアルでもないらしい
なにかドラマチックなことが起きるわけでもない
褒めるところがない
はっきり言ってどこが評価されたのか甚だ疑問
アバターのほうが1000000倍素晴らしい
あ、この主人公嫌いだわ。。
とにかく最初から最後まで主人公に感情移入できず、もはやコイツ嫌いだわ〜。と言ってしまった。
確かにリアルなのかもしれない。
けど、映画として見た時に退屈なんですよね。戦争のリアルを求めるなら完全ドキュントでいいかと。
でも…戦争の怖さだったり悲しさだったりを考えさせられた作品は沢山あるわけで…ん〜。
私には戦争ってテーマより主人公の身勝手さだったり面倒臭い奴というのがアピールされすぎてて好きになれません。
この作品に出会って気づいたんですが、多少なりとも主人公の考え方とか行動に理解できるモノがないとつまらないんだなと思いました。
なんか想像した通り?
アバターと争ってアカデミー賞を6部門取ったんだっけ?元夫婦対決とか云われて?…位の知識で観てみたんですが、アカデミー賞の選考基準っていつも「?」だわ(苦笑)
アメリカの近代軍事物って基本的に同じになってない?
戦い、悩み、友の死、帰国、浮く存在、戦いに戻る…的なパターン
なんかストーリーには新しさを自分は感じられませんでしたが、役者のリアル感や使用する装備とかは楽しめました。
まぁ…アメリカらしいアメリカ映画ではないだろうか?
心優しき爆弾処理班のお話
DVDしかレンタルが無かったので画質には目を瞑りましたが、とても内容はよかったです
アカデミー賞作品で戦争物で人気作だったので何気なく借りてみようと思い、途中で寝てもいいやと見始めたところ、すぐに食い入るように世界観に飲み込まれました。
すごくリアリティのある撮り方とストーリーで、緊迫感や臨場感が伝わり、まさにこうやって現地で前線で命を張って活躍している人がいることを考えさせられ、人生に残る作品になりました。
同じ人間でも、同じ人種でもここまでできるのかというような恐怖感も伝わり、人間の天敵は人間ということを改めて感じさせます。
自分には到底踏み込めない世界ですが、世界やほんとに心から助けを願っている人を救っているのはこういう人たちだと思います。
子供のころの思い出は
すべて忘れてしまって
好きだったものも少ししか残っていない。
現代では、好きなことが残っている人のほうが珍しいのではないのでしょうか?
本当に好きなら、職にまでしてしまう。
爆弾の欠片を、思い出として宝箱に放り込んでおくなんて、よっぽど好きじゃないとやらないです。
まさに天職を見つけたんですね。
「どうしてこうなんだ」という問いに
「好きだからだ」と答えられるなんて、なんて純粋なんでしょう。
ただ好きだったものが特殊だっただけです。
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