劇場公開日 2009年7月4日

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「悪魔が取り付いたか?!結城美智雄」MW ムウ りりーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5悪魔が取り付いたか?!結城美智雄

2009年6月26日
鑑賞方法:試写会

悲しい

30年前に書かれた作品ということで、ストーリー的にも、映像的にも、目新しいことはなし。

でも、この映画には玉木宏あり。
「好青年」「良い人」の玉木宏が、この役のために7kgも減量したことは、大成功だと思う。

細すぎる体。
思わず、ゾクッとする冷たい目。
ナイフのような鋭利さ。
冷徹な殺人鬼。
どれも、今までの彼とのギャップが良い。

善と悪。
光と闇。
神父と殺人鬼。

いろいろな謎を解き明かしながら、話はすすむ。
退屈はしない。

玉木宏演じる結城美智雄が、≪悪≫だとわかっていても、なぜか肩入れしたくなる。
きっと、絶対的な悪ではないから。
他に≪良い人面した本当の悪≫が存在するから。
最後は良い。

途中、911テロを思い出した。
風刺も入っているのかな?!と思ったのは、私だけかな。

りりー