劇場公開日 2009年1月16日

  • 予告編を見る

「ライトスタッフ。」ザ・ムーン ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ライトスタッフ。

2009年1月25日

興奮

知的

幸せ

ロン・ハワード監督の「アポロ13」は名作として有名だが、
私はこれを観て真っ先に「ライトスタッフ」が観たくなった。
アポロより前、マーキュリー計画を背景にした物語である。
どちらにしても、宇宙飛行士の過去を持つ男性陣は、
気高いのはもちろん、何とも可愛くてカッコよく朗らかだった。
現在も元気な皆さんが出演し、朗々と当時のいきさつを語る。
同時にNASAで画期的保存されていた?秘蔵映像が流れる…。
いや~きれいだ。月から見た地球の美しさときたら!
今まで何度も何度も(教科書でも)見たけれど、やはり美しい。
こんなにキレイな惑星を、なんとしてでも守らなければ!と
改めて思う。彼らの功績はそれを再度私達に知らしめてくれる。

ほぼ全編ドキュメンタリー構成なので、彼らのインタビューと
当時の映像が交互に挿入され、あ、これがこの人なのか。と
だんだんと顔と名前が一致してくる…^^;
有名な3名、11号のN・アームストロング(当時の映像のみ)
M・コリンズ、E・オルドリンの映像が一番多いのは分かるが、
何といっても彼らが静かの海に着陸する場面には感動できる。
当時全世界が固唾を飲んで見守った映像が、あらゆる角度から
映し出され、有名なアームストロング船長のあのフレーズ
"That's one small step for a man, one giant leap for mankind."
(これは一人の人間には小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ)
が流れると、心でおぉぉ~と感じてしまった。何度観てもイイ。

それ以外の元・飛行士達も皆カッコいい。
もちろん「アポロ13」のジム・ラヴェルご本人も出演している。
「オレの時はこうだった」「その時オレはこう思ったんだよ」と
次々と当時のことを語り始めると、キリがないほどよく喋る!(爆)
何しろ月へ降り立ったのは後にも先にも12人しかいないのだから
皆それぞれに語るところは多いだろうな~と思う。確かに^^;

前述の話に戻るが、映画「ライトスタッフ」の中で
のちのアポロ1号(204)の船長となるも、テスト中の事故で命を
落としたヴァージル・"ガス"・グリソムがもし生きていたなら、
11号の船長となった可能性が高かったことを後で記事で読んだ。
事故と生還の狭間で夢を失わず、命を賭けて飛行に挑んできた
すべての飛行士に敬意を表したいと改めて思った。

(確かにエンディングは平井堅もいいが、シナトラが良かったな)

コメントする
ハチコ