劇場公開日 2008年11月22日

  • 予告編を見る

ブラインドネスのレビュー・感想・評価

全35件中、21~35件目を表示

3.5こだわり

2009年4月8日
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

予告編とかで流れていた感じがサスペンス風だったので観る前までの頭の中に入っていたイメージとは少し違うサスペンスではなくある意味のパニック作品だった。
しかし怖い。自分ならどうするとかを考えさせてくれる怖さ。眼が見える有り難さを痛感した。
何故、そうなったかを全く無視し主人公達の今ある現実だけに焦点を置き、世界的に蔓延してるのかをあえて入れないとこに別の意味で好感もてた。
しかし、途中ダラダラシーンやこのシーンいらないだろのとこありで完成度を下げているのが残念。
この作品で私個人評価を上げるのは細部にこだわった点。この作品に日本人2人出ているが、今までとは違うのは日本人同士だと日本語で話しているとこ。当たり前なんだが今までの作品にはあまり見られなかっただけにより良く感じた。びっくりした時、パニックになった時にまず出るのは英語じゃなく日本語にしてる点。当たり前だがそこをちゃんと抑えてるとこは感心した。
こういう作品を観ると今健康で暮らせていることに感謝したい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ましゃ

2.5微妙ではあるけれど

2008年12月15日

怖い

紛うことなき不世出の大傑作「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレスの新作は、ノーベル賞を受賞したポルトガルの巨匠、ジョゼ・サラマーゴの「白の闇」の映画化。

「かなり実験的な映画だなぁ」というのが第一印象だったけど、「もし、目が見えなくなったら」という恐怖は、観客誰もが共感できる題材だろう。そのパニック描写も、とても怖い。そういう意味では、十二分に見応えがある。

ただ、いかんせんストーリーが重過ぎるし、日本から参加してる伊勢谷友介と木村佳乃があまりに大根で愕然とする。特に伊勢谷。。せめてもう少しましな演技を見せていれば、作品から受ける印象もだいぶ違った気がするので、何とも残念。

と、ここまでけなしてきたけど、次回作はシェイクスピアのコメディを撮るというメイレレスが次のステップに進む段階で撮った作品なので、目撃しておく価値は多分にあると思う。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ダース平太

3.0フィクションの「極限」は薄っぺらい。

2008年12月13日

単純

極限状況を設定して醜い人間の本性を描くとか、あぁそうですか。醜さとリアリティは違うと思いますがねぇ。
閉じた世界が炎上して終わるかと思いきや、話はそれで終わらず外に出る。外に出るんですけど、そこに描かれる世界観はあまりに戯画的。

たかがコーヒーを入れるシーンに執拗なカメラワークを使うあたりはいかにも「お芸術系」っぽいなぁと反吐が出たんですが、しかしコーヒーはラストに生かされるので良しとします。

ラストの投げっ放しジャーマンは伊藤潤二的。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
山上 朮

1.5なんじゃこりゃ

Kさん
2008年12月10日
iPhoneアプリから投稿

笑える

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
K

3.0原因不明という恐怖。

2008年12月6日

悲しい

怖い

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
ハチコ

5.0踏み絵になって欲しくない

2008年12月2日

泣ける

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
ROXBURY

4.5新しい感覚!

2008年12月1日

興奮

映画全体のストーリーが、非常に引き込まれる感じでこの次はどうなるだろうという感覚に心を奪われた!映画の内容が、非常に人間の醜さなどいろいろと感じさせる映画だった!

コメントする (0件)
共感した! 0件)
syouta

3.0設定はいいけど、ちとやりすぎ!?^^;

2008年11月30日

悲しい

怖い

興奮

謎のウィルスによって、突然!街中の人達の目が見えなくなってしまう。
見えるのはたった一人だけ。

これって、設定は凄いなぁ~と始めは興奮して観てました^^♪
・・・がっ!!!
見えないもんだからしまいにゃっ、やりたい放題し放題。
隔離生活のシーンを観続けていたら、何だか私、途中から思いっきり引いてしまいました(;一_一)

実際、もしも謎のウィルスに侵されたとしたら、
被害拡大予防策として、政府が感染者を隔離するのは当然のことだろ~し、
感染者の面倒まで手が回らないから食糧難になるのは解るけど、
映画だから、そこまでひどく描いて欲しくはなかったなぁ~(泣)

色んな意味で怖い映画ですね^^;

            11月26日MOVIX伊勢崎にて観賞

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ゆりこ

2.0人間とはもろいもの

2008年11月30日

悲しい

怖い

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
イエロー

3.0目が見えるって素晴らしい事

2008年11月28日

悲しい

怖い

目が見えないって本当に怖いなって思いました。
ただ、それよりも窮地に追い込まれた人間の行動が恐ろしいって思いました。

目が見えないという感染が今後来るかどうかは分からないけど、食糧危機とかはあるかもしれない。そんな時、人間って怖いのかな。
平和だからこそ、人間の悪の部分が表に出てないだけなのかなって。
人間の悪って、怖い...

コメントする (0件)
共感した! 0件)
りりあん

3.5極限時には男性よりも女性が強いのかもしれません・・・

2008年11月25日

知的

難しい

18日新宿明治安田ホールにて試写会。フェルナンド・メイレレス監督の作品は毎度の事ながら難解です。ハッピーエンドも、すっきり爽快的なラストもありません。本作も、全世界が盲目になるのですが、理由は何も明らかにされません。最初は盲目になったものが隔離され、見える者と見えない者に分けられます。
しかし、今度は弱者である者たちらが協力し合うのではなく、そこでも持つ物と持たない者、与える者と与えられる者・・・のように、助け合うのではなく、差別を行い、自らを階級付けしていくのです。その中で彼らは食欲と性欲、欲望を極限に求め合い、聖書に言う7つの大罪をひたすら犯していきます。
誰もが自由で平等・・・これは正に絵空事なのでしょう。共産主義が何故崩壊したのか、なんとなく分かった気がしました・・・。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
モウリ

4.0人間の尊厳を考えさせられます。

2008年11月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

伊勢谷友介と木村佳乃が出演して話題にもなった映画。突然、視野が真っ白になってしまい失明してしまう伝染性の奇病。感染間は瞬く間に広がっていくが、有効な対策は無く、感染者は、不衛生で危険な環境の収容所に閉じ込められる。多数の失明者を収容した収容所は次第に秩序を無くして行くが、その中に、一人だけ、目が見える人間が紛れていた。

この映画のテーマは、何なんでしょう? 目が見えないと言う現実の前に無力を感じる者、権力欲を剥き出しにして、人々を虐げて君臨しようとするもの。そして、その目が見えない人々を人間として扱わない看守たち。そう言う環境の中でも、収容者たちは助け合って生きていかなければならない。人間の尊厳って、何なんでしょうね? 考えさせられてしまいます。

この手の映画で日本人が出ても端役の場合が多いですが、この映画では違います。製作国の一つに日本も入っているからだとは思いますが、最初の失明者が伊勢谷友介だったりと、結構重要な役を与えられています。日本語のセリフにも、日本語字幕が付けられていますが、これは、聴覚障がい者のための配慮でしょうか?

物語後半の市街地のシーンは、うち捨てられた雰囲気満載ですが、ブラジル・サンパウロとウルグアイ・モンテビデオで撮影されているそうです。近代的な街なのに、汚れきっていて、無法地帯的な雰囲気が十二分にかもし出されています。

最後がどうなって終わるかはしるしませんが、「えーっ!」と言う感じがしないでもありません。この映画は、その結末を楽しむというより、結末に至るまでの過程を考えると言うのが、正しい鑑賞の仕方なのかもしれません。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
勝手な評論家

1.0パニック映画ではありません 今年最悪の映画

2008年11月17日

極限状態における人間の本性。
そんなもの、あえてフィクションの映画を作らなくても歴史が語っている。

PG-12ですが予告やフライヤーからは想像の出来ないレベルの乱暴なシーンが含まれるので、せめてR-18にして欲しい。

オチもひどすぎるし、観てしまったこと・途中で席を立たなかった自分を恨んでしまった映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ぴのむ

4.5白い闇

2008年11月12日

素晴らしい作品でした。
単なるパニックムービーではなく、きちんと伝えたい哲学が“見える”作品。

謎や、解らない事が多々残る作品ですが、
最近饒舌な作品が多い中でこういった完結の仕方はとても綺麗です。
ラストシーンの美しさで全てが許せるというか…、
闇が晴れた様な気がしました。

物語は突然はじまり、観るものを惹き付けます。
しかも、伊勢谷友介からはじまるので日本人は入りやすいかも。
中盤、過酷すぎる描写があるけれど、極限を描きたかった為だと解釈。
カメラの撮り方も盲目・白い闇を意識した巧い使い方でした。
ただ白背景がよく出てくる中で、白文字の字幕はちょっと辛かった。

何もかも饒舌に説明をしてくれなければ気が済まない人には不親切な作品かもしれない。
しかし、とてもクールで美しい、映画らしい映画だと思う。

興味のある方はぜひ。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
TOKUSHI

4.0それは神が与えたもうた啓示なのか

2008年9月28日

悲しい

怖い

見る前は最近多いパニックものかと
あまり期待せずに会場へ向いました。
ところが、とても大きなテーマを持った作品で、
うなずけるものの、しかし身につまされるものでもありました。

はじまりは唐突、
突然失明する者が続出、彼等は隔離されてしまいます。
その病はまん延し、拡大の一途をたどり隔離されるものが
どんどん増えていきます。
その隔離された者の中に
夫の身を案じた、
唯一目が見える医者の妻が紛れ込んだのです。

隔離された世界ではいつしか弱肉強食の社会が出来、
ならず者が銃を武器に理不尽な世界を作り出されます。
(この辺の描写がとても重いのです。
現代社会の縮図を提起しているようで。
このシーンを見た方は、どうしようもない憤りを感じるでしょう。)

失明という病は更に蔓延し、
閉ざされた世界は無管理状態になり、
ついには崩壊し、
彼らは外界へ出る事が出来るようになったものの、
世界は一変していて、
生きることで精一杯の人達だらけになりはてていました。

この世界は、これから一体どうなるのか?

真の狙いは、
それを一緒に考えてみましょう、
というテーマだと思いました。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
カサキショー