劇場公開日 2008年4月19日

  • 予告編を見る

「映画的には「ミューズが必要」」ラフマニノフ ある愛の調べ jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0映画的には「ミューズが必要」

2020年5月6日
Androidアプリから投稿

人間関係は その人物に影響を及ぼすので、芸術家の場合 異性関係を念入りに詮索される

男性だと 相手はミューズ扱い(笑)

ラフマニノフの場合、ライラックの花束を匿名で送り続ける熱狂的ファンがいたりして、女性ファンの数は多かったが、その女性関係は極めて普通

登場した3人の女性のうち、1人は嫁
アンナは愛人説ありだが、革命家マリアンナ(モデルはマリエッタ・シャギニャン)はかなりの創作が…

ラフマニノフは文学、絵画等からもインスピレーションを受けていることは描かれていない

また彼は長身(2m近い)で巨大な手が有名なピアニストでもあり、彼に寄り添うスタンウェイの男により大柄な俳優を起用するのは、どうなのか?

最後は家族愛でまとめられてるが、凡庸

クラシックファン、ラフマニノフファンでもないのに これだけの齟齬が目につく

ラフマニノフの名を冠した映画でもあるので やりすぎには悪意も感じる

jarinkochie