劇場公開日 2008年10月25日

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「竹内力!」ICHI kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0竹内力!

2019年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 道中にて藤平十馬(大沢たかお)という浪人と出会うが、彼は刀を抜けない臆病者。野盗どもにからまれ、結局は市が居合抜きにて一刀で数人の相手を斬り倒す。十馬は勘違いした白河組二代目虎二(窪塚)に用心棒として雇われた。野盗どもを束ねる万鬼(中村)と伊蔵(竹内力)。

 八州見回り役が宿場町を訪れたとき、万鬼一味が襲いかかる。幼き頃、抜いた剣のために母親を失明させたことがトラウマとなっていた十馬は、簡単に気絶させられ、市が助けに入るのだが、彼女は探している人を尋ねたいがため自ら捕まる。子分どもはあっさり斬り捨てるが、万鬼には簡単にやられてしまった・・・圧倒的に強い勝新オリジナルとは違う展開。

 曽利監督といえば『ピンポン』。俳優も中村獅童と窪塚洋介が出ているし、スローモーションを多用するなど、VFXの雰囲気も似ている。浅野妙子の脚本には若干期待もかけていたけど、やはり彼女は女性中心のドラマが向いている。大沢たかおがダメ男だったために男臭さが全く感じられなくなってしまった・・・ただ、竹内力の怪演は買う!だから、女性目線ならそれはそれで綾瀬はるかをもっと前面に出せばマシになったと思う。

kossy