劇場公開日 2008年9月6日

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「単調さが心地よい」グーグーだって猫である Ellieさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0単調さが心地よい

2013年10月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

幸せ

とてもまったりとした作品
でもそのテンポが、大島弓子らしくて良いなあと思いました。
小泉今日子さんはまさにぴったりなキャスティングで、おっとりとして静かなしゃべり方も、大人としての良識と諦めと、少女のようなふわふわした感じ、地に足のついていない感じが、バランスよく両立していて見事でした。
本当にごく当たり前の日常が淡々と進んでいく、ただそれだけなのに、その中にふと呟かれたセリフが凄く重みがあったり、考えさせられたり…
衣装も吉祥寺という舞台も、大島弓子の作品世界観をそのまま表しているように思いました。
個人的には「人間ってね、凄く鈍感な生き物なの」というセリフが好きです。

そしてやっぱりグーグーは可愛かった。

Ellie