劇場公開日 2008年9月20日

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蛇にピアスのレビュー・感想・評価

全55件中、41~55件目を表示

3.0刺激と快楽と痛み

2017年2月10日
PCから投稿

泣ける

悲しい

興奮

万人ウケするストーリーじゃないから評価が低いのも仕方ないかもしれないけれど、独特の世界観を貫いた映画。アングラな世界に拒否反応無い人は是非観て欲しい。

スプリットタン、龍の刺青、SMプレイ…堕ちていく主人公・ルイを演じる、10代の吉高由里子の脆くて壊れそうな感じ。そして、ピアスと刺青だらけの厳つい見た目に反しルイの言葉に盲従する、アマ役の高良健吾のピュアな感じ。
すごく好き。
井浦新扮する彫り師・シバのサディスティックな表情も、墨を入れる手つきも、猟奇的な笑みもゾクゾクする。

都会の陽が当たらない場所で生きる登場人物ばかりだけど、ルイとアマが純粋で(精神的には)スレていないから、不思議と嫌な感じがしない。

蜷川幸雄が手掛けた数少ない映画。
カット割が少ないところ、ベッドシーンでも引きの画だけで会話が進むところや、無言のシーンが多いところなど、テレビ出身の監督は使わないような演出がおもしろい。

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MizuKi

3.0わかるはずないんだけど

2015年9月6日
iPhoneアプリから投稿

この作品の登場人物の気持ちに感情移入なんてできないはずなのに、なぜかわかる気がしてきちゃう波が何度か襲ってきた

健気なルイ
一途なアマ

みんな狂ってるように見えるし普通の人間じゃないはずなのに、
なぜだか彼らも同じ人間だよな〜って思えてきてしまった
一般の感覚にも彼女らと同じような思いをするときはないわけでもないんだな、なんて

彼女らの場合それがピアスだったりスピリットタンだったり刺青だったりするわけで。
自分のもっと身近な事象に置き換えて考えられたりもするんじゃないかと思う

それがなぜなのかはいまだわからないんだけど、別にその理由ははっきりしなくてもいいかななんて思ったり

吉高由里子さん、高良健吾くん素敵ですね

生きる痛み、たくさん伝わってきた
もう少し大人になったらもう一度観たい

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ヒヨ

3.5そうねぇ

2015年5月7日
iPhoneアプリから投稿

ただなんとなく生きてるから、生きてるのかどうかよく分からないけど、痛みは感じるから生きてる。みたいな。ちょっと考えちゃう。
印象的なシーンが多かった。歯を砕いて飲んじゃうシーンとか、吉高由里子がぼーっとしてるシーンとか。charaの歌もすごく素敵ですき〜

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ayaka

3.5痛くて、哀しくて、みんな狂ってる

2015年3月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

クラブで出会った男女ともう一人の男、3人をめぐるアンダーグラウンドな世界。

とにかく裸のシーンが多いから、一緒に見る相手は選ぶかも。笑

んー価値観が違いすぎて気持ちが分からないことも多かったけど、分かる部分もあって。

愛ってなあ、みたいな、そんな感じ、難しい!

でも嫌いじゃない!そんな感じ!

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つん

5.0痛みだけがリアルなら痛みさえも私の一部になってしまえばいい

2014年11月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

幸せ

むちゃくちゃな作品。
すごくいい意味です。
寂しい若者のラブストーリーです。
渋谷でアマが抱きつくシーン。
私もしたいなあって...←
この映画の影響を引きずっていて
ずっと舌ピを開けたい欲望が体の中から抜けません。

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タテスジコ

0.5マンガが一番よかった

2014年10月29日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

一番最初に原作ではなく渡辺ペコさんのマンガを読んでから原作を読み、最後に映画を観たのですが結論から言うと、私はマンガの出来が一番よかったと思います。

マンガはルイの抱える孤独や痛みをともなうことでしか自分が生きていることを実感できないところを、絵や少ないセリフや言葉でよく表せていたと思います。自分とは違う世界で生きているルイになぜだか共感できたし、言葉が響いてきたのです。

それに対し、原作と映画はなぜだかルイの抱えている孤独や傷みをきちんと描かれていないように感じてしまいました。

吉高由里子は体当たりの演技でよくがんばっていたと思います。
でも、本当にそれだけの映画だったなという感じがします。観終わったあとに何も心に響くものがありませんでした。

ルイのビジュアルもマンガだと黒髪で品のある感じなのですが、映画のルイは金髪に近い髪色で
私はあまり好きにはなれませんでした。

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千

3.0異常シチュエーションラブストーリー

2014年2月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

怖い

興奮

痛い!
痛っ。

うっ。

ってシーンがいっぱい出てきます。

異常な心情をピュアなラブストーリーにつなげる。
原作のイメージは崩れていないかな。
でも映像と、文章ではこの作品はグロさが2倍。

3分の1以上は裸で演技を張った吉高由里子
そして、まあキャラよく仕上げたな、高良健吾、ARATA。

キワモノとしてはかなり面白かった。
でもなんとなく、心情が異常な分、共感できず、
現実感がもてなかった。

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としぱぱ

3.0ストーリーは良かったけど終わり方が....

2013年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

悲しい

出演者全員の演技力が素晴らしかった です。
吉高さんと高良さんのペアがとても似合ってて可愛かったです。
ストーリーはとてもよく、飽きることなく観れました。そしてあまり先が読めなかったのでどうなるんだろう...とドキドキしながら観れました!
しかし終わり 方が曖昧だったのがちょっと残念....。えっ?まさかここで終わり?ってなりました。
でも見る価値は絶対にある映画だと思い ます!

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お姫様

4.0共感してしまった・・・笑

2012年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

なんか繋がりが欲しい。
虚無感を満たしたい。
自分の将来に興味がない。
世間に良く思われないことこそ華やかに見える。

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マイリー

3.5ARATAがイイ。

2012年1月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

怖い

大変痛い描写の多い映画で、途中何度か目をつむりました。
映像の綺麗さや俳優陣の気合いの入れようがすごく、
直球に19歳の「ヒリヒリ感」が伝わってきました。
一方で、もとの小説を表現しきれなかった(しなかった?)部分もあり、
その後小説を読んで「なるほど」と納得したところも多々ありました。

この作品は、後半までずーっと それぞれの本名や家族構成が出てこない。
それは主人公のルイ(吉高由里子)にとって「どうでも良いこと」だったからなのだろう。
小説に関しても同じく、作品のなかでそれぞれの生い立ちはもちろん、
ルイの生い立ちでさえ描写されることはない。(映画で割愛したのかと思ってたのだけれど違った)
そうすることによって、「現実感のなさ」がより表現されていた。
夢の中で生きているような女は、痛みやセックス以外で「現実感」を感じることはできないのだ。

私はこのような世界で生きたことがないけれど、
確かに「何も感じない」状態になったことはある。それも、つい最近のことだ。
20代前後の人は多かれ少なかれ感じることなのかもしれない。

美味しいものを食べても、笑っていても、
どこかで違う自分が自分のことを冷めた目で見ている。
無気力で無感動な日々。
世の中への絶望、世界に自分の居場所を見つけられないむなしさ。
表現しきれなかったところもあると感じるけれど、
意欲作であることに間違いはないと感じた。

なんだかんだでエロ・グロが多いので一緒に見て気まずくなる人とは見ないでね。

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ちはれ

5.0多分…

2012年1月23日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

MS・ドS・ドMに人なら楽しく共感できると思うし感情移入できます!

痛み辛さ苦しさ=快楽じゃない人が見てもさっぱり理解不能でしょぅ?!

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ユナ(≧∇≦)

1.5安い「痛み」

2011年10月2日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

携帯小説系かなと思いつつ同世代の同性が賞を取ったということで見てみた作品。
なんとなく生きてる、物事をあんまり深く考えない、でも虚無感でいっぱい、みたいなルイのような女の子はたしかによくいて、
便利になった分、人と繋がりが希薄にもなった現代ならではのお話で目の付け所は面白いんですが、もっと深く描けただろうにな、というか作者が結局それをかっこいい事のように思ってるんじゃないかなと思ってしまいました。
ピアスにもタトゥーにもSMにも偏見はないのですが(でもやっぱりスプリットタンは理解不能w)これじゃ吉高さんも脱ぎ甲斐がないというか。
あとタトゥーはこの話の中では大事なポイントなのにデザインも色も子供のお絵かきみたいなチープな感じだったので
そこはスプリットタンみたいにリアルさを追求して欲しかったです。

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77

3.5スプリット舌に向かってひた走ってる

2010年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

萌える

耳のピアスでもしないほうが良いと思っているおじさんからすると
さっぱりわけのわからん人達ということになります。

刺青にしてもピアスにしてもそんなにしたいものなんでしょうかね。

渋谷の街も久しくいっていませんがこんな若者も確かにいましたね。

松屋前でうんこ座りとかもしているんですかね。

「日本じゃこんな愛なんか通用しないわよ」というルイは、時としてまともなことを言うアンバランスさが面白かった。

見た目と違って、なよなよしているアマ
おまえは猫か! いや犬だな

おいチンピラを~・・・・・

アマ、顔中のピアス、本物だと思いました。
別の映画ではちゃんと無かったので安心。

共感するわけでもなくストーリーがあるわけでもないが
吉高由里子がスコアをあげますね。

出だしとエンディング
目が回って気持ち悪くなる

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赤いおじさん

3.0吉高由里子の演技力に尽きます。

2009年8月17日
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

ラブ・シャッフルに出演して以来、好きになってしまった吉高由里子。
蛇とピアスは、話題になっていたので、見てみました。。。

この映画は、見る人によって、感想は様々かなと思います。
ハリウッド映画を良く見る私にとっては、うーんという感じでした。。

吉高由里子の演技力はGOODだったかと思います。
暗い映画ですが、家でDVD鑑賞をオススメしますよ。。。

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マキシマム

3.5吉高さん、体当たりの演技!

2008年11月6日

興奮

本編の前に吉高由里子の舞台挨拶がありました。
ちょっと おどおど、
見かけは、いまどきのギャルそのもので、
とても可愛いらしい女性でした。
ところが、
本編での彼女ときたら、
身体を張った、体当たりの演技でした。

原作もいまどきの世相を反映させた、
かなり虚無的な作品なので、必然性はあるものの、
主演女優がこれだけ身体を張るシーンが多いのは
月船さららの「世界で一番美しい夜」と匹敵します。

あの作品も、月船の体当たりの演技が圧巻でしたが、
この作品の吉高さんの演技も
アッパレでした。

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カサキショー