劇場公開日 2008年12月5日

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「独特の世界観とそれを精緻に表現した映像」ウォーリー Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5独特の世界観とそれを精緻に表現した映像

2013年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

幸せ

萌える

総合:70点
ストーリー: 65
キャスト: 70
演出: 80
ビジュアル: 90
音楽: 70

 素晴らしく手の込んだ映像技術を使って、非常に細かいところまで描いたとても独特な世界観を、非常に丁寧に表現していた。その映像と設定がまず何よりも良かった。
 殆ど台詞がないのはちょっとだけ不満もあるのだが、それほどわかりにくい物語でもないので、このような演出もたまにはありかと思う。ようやく植物が一本だけ生えることができただけの汚染だらけの場所になど行けば、人体には危険だろうと想定されるが、それでも言いたいことや主題はわかるので映画としては大きな問題ではない。使い古された物語と言ってしまえばそれまでだが、新しい世代のためにこの手の作品がいつの時代にもあってもいい。
 他のものとの交流や愛情に長い時間憧れ、孤独にさいなまれながら黙々とゴミ処理を続け、命懸けで植物を守ろうとする主人公がいじらしく可愛らしい。

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Cape God