劇場公開日 2008年12月5日

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「短編で足りるのではないかな~?」ウォーリー マロピさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5短編で足りるのではないかな~?

2009年1月5日

知的

周囲が絶賛する中で鑑賞。
天邪鬼な私はピクサーの粗探し(笑)。
しかし、残念ながら隙が無い・・・。
会話の無い、謎だらけの冒頭から次々に繰り出されるハイクオリティのCGアニメ。
そして、観客に敢えて考えさせる余地を残す謎は、適切なタイミングで一つ一つ明かされていく。小憎い。実に小憎い。

ケチのつけようがないと言ってもいいだろう。

そして、ラストまで観客は感動のレールに乗せられ、お約束の展開に持ち込まれる。
そう。見事すぎる。

その中でも評価をB+にしたのは、この作品を果たして長編で公開する意味があったのかな~というところ。
伝えたいことは十分に、この物語、キャラの表現力なら30分で足りる。それくらいウォーリーの表情はメカなのに豊かだ。
特にしゃべらないキャラクターを前面に出しているのならなおさらだ。これは、誉め言葉でもあり、評価を下げる点でもあると思う。

マロピ